490 名前:もしまどさやの出会いの時にまどかちゃんが……1/2[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 21:27:52.95 ID:yjZrZL4L0 [2/3]
まどかちゃん「わたし、鹿目まどか……です」
さやかちゃん「知ってるよ。つか、同じクラスなんだけど」
まどかちゃん「……え」
さやかちゃん「美樹さやか。よろしく」
まどかちゃん「…………ねぇ、さやかちゃん」
さやかちゃん「ちゃん付け……まぁ、いいや。なに?」
まどかちゃん「子供はっ…子供は何人欲しい?」
さやかちゃん「は?」
まどかちゃん「わたしは三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。
名前はさやかちゃんが決めてあげて。わたしってあんまりネーミングセンスないから。
えへへ、どっちに似ると思う?わたしとさやかちゃんの子供だったら、きっと男の子でも女の子でも可愛いよね。
それで庭付きの白い家に住んで、黒い猫を飼うの。猫の名前くらいはわたしに決めさせてね。
さやかちゃんは犬派?猫派?わたしは断然猫派なんだけど、あ、でもさやかちゃんが犬の方が好きだっていうんなら、勿論犬を飼うことにしようよ。
わたし、猫派は猫派だけれど動物ならなんでも好きだから。
だけど一番好きなのは、勿論さやかちゃんなんだよ。さやかちゃんがわたしのことを一番好きなように。
そうだ、さやかちゃんってどんな食べ物が好きなの?
どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、やだ明日からわたしがずっとさやかちゃんのお弁当を作ることになるんだから、というか明日から一生さやかちゃんの口に入るものは全部わたしが作るんだから、やっぱり好みは把握しておきたいよ。
好き嫌いはよくないけれど、でも喜んでほしいって気持ちも本当だもんね。最初くらいはさやかちゃんの好きなメニューで揃えたいって思うんだ。
お礼なんていいよお嫁さんが旦那様のお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。
でもひとつだけお願い。わたし『あーん』ってするの、昔から憧れだったんだ。
だからさやかちゃん、明日のお昼には『あーん』ってさせてね。
照れて逃げないでね。そんなことをされたらわたし傷ついちゃうもん。きっと立ち直れないもん。
ショックでさやかちゃんを円環しちゃうかも。なーんて。
491 名前:もしまどさやの出会いの時にまどかちゃんが……2/2[sage] 投稿日:2012/09/05(水) 21:30:20.09 ID:yjZrZL4L0 [3/3]
それでねさやかちゃん、怒らないで聞いてほしいんだけど私、幼稚園の頃に気になる男の子がいたんだ。
ううん浮気とかじゃないよ、さやかちゃん以外に好きな子なんて一人もいないもん。
ただ単にその子とはさやかちゃんと出会う前に知り合ったというだけで、それに何もなかったんだから。
今から思えばくだらない男だったね。喋ったこともないし。喋らなくてよかったと本当に思うよ。
だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれないよね。
そういうのってとても悲しいと思うの。
愛し合う二人が勘違いで喧嘩になっちゃうなんてテレビドラマの世界だけで十分だよ。
もっともわたしとさやかちゃんは絶対にその後仲直りできるに決まってるけど、それでもね。
さやかちゃんはどう?今まで好きになった女の子とかいる?いるわけないけども、でも気になった女の子くらいはいるよね。
いてもいいんだよ全然責めるつもりなんかないもん。確かにちょっとはやだけど我慢するよそれくらい。
だってそれはわたしと出会う前の話だもんね?わたしと出会っちゃった今となっては他の女子なんてさやかちゃんからすればその辺の石ころと何も変わらないに決まってるんだし。
さやかちゃんをわたしなんかが独り占めしちゃうなんて他の女子に申し訳ない気もするけどそれは仕方ないよね。
恋愛ってそういうものだもん。さやかちゃんがわたしを選んでくれたんだからそれはもうそういう運命なんだよ決まりごとなんだよ。
他の女の子のためにもわたしは幸せにならなくちゃいけないね。うんでもあまり堅いことは言わずさやかちゃんも少しくらいは他の女の子の相手をしてあげてもいいんだよ。
だって可哀想だもんねわたしばっかり幸せになったら。
さやかちゃんもそう思うでしょ?」
さやかちゃん「――――」
元ネタが見開きだけあってまたいでしまった……だけど後悔はしてなかったり
さやかちゃんがこの後どう返答したかは想像にお任せします
最終更新:2012年09月11日 07:42