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242 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2012/10/09(火) 00:08:07.58 ID:YhO00s5Q0 [6/6]
「まどか、おまたせ」

「さやかちゃん♪ぜんぜん待ってないから大丈夫だよ」

「ごめんねまどか。寒くない？ココア買ってきたよ」

「わぁ、ありがとう！えへへ、寒くないよ」

「よっ・・・と。流れ星、もうすぐかなぁ」

「うん。・・・ねえ、さやかちゃんは流れ星にお願い事する？」

「あははっ、もちろん♪せっかくの機会なんだから、流れ星のやつらにもガッツリ願い事叶えてもらうんだから♪」

「もう、さやかちゃんったら・・・」

「あっ」

「わ・・・」

「・・・すごい・・・」

「うん・・・」


「・・・まどか」

「・・・」

「まどかは、なにかお願いした？」

「・・・実は、見とれててお願い事するの忘れちゃった」

「えへへ・・・あたしも」

「でもね、きっとわたしの願い事は、お星様にお願いしなくても叶うと思うんだ」

「ほう、それはどんなお願いかなぁ？」

「『さやかちゃんと、ずっと一緒に仲良しでいられますように』って」

「・・・」

「・・・・・・さやかちゃん？」

「・・・・・・///」

「さーやーかーちゃーん」

「わっ・・・えっと・・・ごめん、その」

「もしかして、寒い？」

「ううん！そうじゃなくて・・・むしろ熱いというか・・・」

「ー？」

「ほ、ほら、流星群通り過ぎちゃったしさ、風邪ひく前にもう帰ろっ」

「えっ？う、うん」

243 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2012/10/09(火) 00:18:04.06 ID:JlEgREcC0 [1/4]
「まどか、ほら。送ってくよ」

「うん」

「まどか」

「・・・ん」

「・・・手、繋ごっか」

「うん」


「・・・まどか、ごめん・・・怒ってる？」

「そんなこと、ないよ」

「でも、さっきからずっと黙ってるから・・・」

「・・・えっと、その・・・あのね」

「なに・・・？」

「怒ってるわけじゃないの。・・・さやかちゃん、どんなお願い事するつもりだったのかなって」

「・・・ああ・・・うん」

「・・・」

「ごめん、実は、ちょっと恥ずかしくってさ」

「・・・わたしにも、恥ずかしいこと？」

「その・・・あたしも、まどかと同じだったから」

「えっ・・・？」

「だから・・・えっと、『まどかといつまでも一緒に仲良しでいられますように』って」

「・・・さやか、ちゃん」

「っはは・・・///」

「・・・///」


「さやかちゃんありがとう。送ってくれて」

「いいって。じゃあまた明日・・・」

「さやかちゃん」

「ん」

「願い事・・・叶うといいよね」

「・・・大丈夫。ぜったいに叶うよ」