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719 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 02:39:18.48 ID:jiZJXPlH0 [2/4]
[誰も知らない二つの星]

さやかちゃん「もう随分遠くまで来ちゃったね…」
まどかちゃん「うん…。」
さやかちゃん「もうどれがあたしらの見てた太陽なのか全然わかんないなー」
まどかちゃん「さやかちゃんは…淋しくない?」」
さやかちゃん「んー? まあ淋しくないって言えば嘘になるかな。でも自分の命が終わっちゃった世界でじっとしてるよりは」
さやかちゃん「こうしてまどかと二人で星の旅に出る方があたしは楽しいよ」
さやかちゃん「まどかは…やっぱ淋しい…?」
まどかちゃん「うん…。パパやママやお友達とももう合えないから…時々泣いちゃうかも…。」
さやかちゃん「いいよ、あたしの胸でめ一杯泣きなさい!」
まどかちゃん「えへへ♪ でもさやかちゃんが傍に居るからわたし、淋しくても平気だよっ♪」
さやかちゃん「あたしだってまどかが居るからこれからの未来が楽しみだって思えるんだぞー?」

まどかちゃん「魂は熱に」
さやかちゃん「想いは光の速さを超えて」
まどかちゃん「新しい世界へ!」
さやかちゃん「"私達は今、魂の居場所を探して旅に出ています"…っと。」
まどかちゃん「これがきっと最後のお手紙だね。この銀河団を超えたら…もう届かなくなっちゃう…。」
さやかちゃん「そっか…。ほむら達ちゃんと読んでくれてるよね。」
まどかちゃん「うん。みんなずっと忘れないでいてくれるよ。」
さやかちゃん「………っ…」ポロッ
まどかちゃん「さやかちゃん…。」
さやかちゃん「…ごめん…あたしの方こそ…こんな…。」ポロポロ
まどかちゃん「いっぱい泣いていいんだよ? 悲しい事も、嬉しい事も二人で半分こだよ」
さやかちゃん「へへ…そだね」グシグシ

さやかちゃん「おおー!ここあたしらの太陽系っぽいじゃん!って太陽が二つある…。」
まどかちゃん「でも連星の周りを惑星がちゃんと回ってるよ? 暖かさも大丈夫みたい」
さやかちゃん「3つ目の星がいい感じかな? 4つ目のはちょい寒いか…。」
まどかちゃん「4つ目の星はハビタブルゾーンちょっと掠っちゃってるから、力が溜まったらテラフォーミングしようかな」
さやかちゃん「嫁がいつの間にか理系になってる!」
まどかちゃん「えへへ、ちょっとは見直してくれたの?の?の?」
さやかちゃん「見直すも何もまどかはあたしの太陽みたいなもんだし」
まどかちゃん「ふぇ?」
さやかちゃん「まどかは太陽系の太陽みたいに、あたしみたいな月を明るく照らしてくれてるからね♪」
まどかちゃん「それは違うよっ!」
さやかちゃん「まどか…?」
まどかちゃん「さやかちゃんこそわたしの太陽だよ!さやかちゃんが居てくれたから、わたしは今こうして輝いていられるんだよ?」
さやかちゃん「あたしが太陽~!? それこそ言い過ぎでしょ!」
まどかちゃん「でもさやかちゃんの太陽はわたしで、わたしの太陽はさやかちゃんで…。」
さやかちゃん「ぷっ!あははははは!それだとお互いが太陽みたいじゃん」
まどかちゃん「えへー♪ わたし達、何だかこの二つ回ってるの太陽(連星)みたいだね」
さやかちゃん「ここでまどかと2人きりの生活が始まるんだね」
まどかちゃん「わたし達の身体を創造しても年を取らないから神様みたいになっちゃうけど」
まどかちゃん「わたしとさやかちゃんなら…いつかアダムとイヴみたいになれるかなって」
さやかちゃん「あはは…なんか照れるね///」
まどかちゃん「何千年かかるか理解らないけど、地球に負けない素晴らしい星にしようよ」
さやかちゃん「あたし、まどかとならきっと上手くやれると思うな」
まどかちゃん「さやかちゃん…わたしもだよ。だってさやかちゃんはわたしの…」
さやかちゃん「まどかはあたしの…」
「「太陽だから」」

[誰も知らない二つの星]

おしまい。何となく思い付いたままで…自分でもこれ何だろって感じなのですが…。
二人が誰も知らない場所で地球の迷惑にならない様に新しい世界を作ってたら、それはとっても幸せだなって。

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最終更新:2012年10月22日 07:45
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