3-542

542 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 05:20:44.29 ID:A4Rhr5X00 [1/4]
TV『ハッチ ポッチ ステーション!』
TV『ハッチポッチステーション』
さやか「ハッチポッチステーション」
TV『ハッチポッチステーション』
さやか「フーウーウーウーウー」
TV『何でもありの』
さやか「ハイッ!」
TV『楽しい駅』
さやか「フォウッ!」
TV『楽しい仲間』
さやか「ヘイッ!」
TV「めったに電車は来ないけど」
さやか「フゥーッ!」
TV『さぁおいで』
さやか「ジャーニーッ!」
TV『みんなで一緒に』
さやか「グッチッ!」
TV『楽しく遊ぼう』
さやか「ダイヤッ!」
TV『ハッチポッチ』
さやか「ワンワンッ!」
まどか「ただいま~」
さやか「ポッチ、お?あ、まどかおかえり~」

我が家の主様のお帰りだ。

まどか「ただいま、さやかちゃん」
さやか「おかえり、まどか。今日はちょっとはちょっと早かったね?」
まどか「うん。今日は導く娘たち少なかったからね」
さやか「そかそか。じゃあお昼にしようか」
まどか「うん!今日は何かな~」
さやか「ちょっと待っててね。今、準備してくるから」

十数分後。

543 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 05:22:00.03 ID:A4Rhr5X00 [2/4]
さやか「お待たせ~」
まどか「今・日・の・お・昼・は……お素麺?」

あたしが持ってきたお盆の上に載った面々を見て呟くまどか。
ちょっと残念そうな声。

さやか「まぁそんな顔しなさんな。それじゃ庭行くよ庭」
まどか「お庭?外で食べるの?」
さやか「ん?まぁ、ね~」

リビングのはきだし窓から庭に出る。
以前はここでよくまどかのパパが庭弄りしてたんだよね。

まどか「わぁ!」

まどかの感嘆の声。それもそのはず。今、あたしたちの目の前のあるのは。

さやか「さやかちゃん特製流しそうめんマシーン『スーパーさやかちゃんスライダー1号』だよ!」
まどか「すごーい!いつも間にこんなの作ったの?」
さやか「まどかがお仕事行ってる間に夜なべして造りました!」
まどか「つまり午前中だね?」
さやか「あ、はい」

まぁ、マシンとはいっても機械とか使ってるわけじゃなくてやぐらの上に割った竹を乗せてるだけなんだけど。

まどか「流した水はこのビニールプールで受けるの?」
さやか「うん」
まどか「汚くないかな?」
さやか「一応洗っといたし、麺自体はざるで受ける問題ないよ。いくらまどかが麺すくえなくても」
まどか「むぅ、そんなにぶちんじゃありません」
さやか「どうだか、はい薬味は好きなだけ使ってね」
まどか「ありがとう」

まどかがめんつゆを準備してる間にあたしは、麺の入ったざるもって上流で待機。

まどか「いいよ~」
さやか「はーい。じゃあ行くよ~」

あたしは麺を一束摘むと、水に流す。
割った竹のレーンを麺が水に乗って流れて行く。

まどか「えい!あ、あれ?あんまりすくえてない?」

ふふふ、それはそうでしょうよまどかさん。だってあたしがまどかがすくう瞬間に水の流れをいじって取り辛くしてるんだもん。
それから何度か繰り返すが、一向にうまく出来ずまどかがだんだん涙目になってくる。
可愛い!抱きしめたい!けどまだダメ、もうちょっと焦らしてから……

まどか「さやかちゃん」
さやか「あ、え?な、なにまどか?」
まどか「今ね明らかに麺が私の箸を避けたの。こんなの絶対おかしいよね?ねぇ、どうしてかな?」
さやか「さ、さあ?目の錯覚じゃないかな?ほら今日も暑いし温度差で蜃気楼とかさ?」

544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 05:22:50.99 ID:A4Rhr5X00 [3/4]
まずい!調子に乗って流れいじりすぎた!?
うつむいて表情が見えないけど、長年の付き合いからこれはよろしくない方にことが進んでることだけはわかりますよ?

さやか「まど」
まどか「身も心も溶け合い、侵そうとする水属のものに対し有効な戦術はただ一つ……」

キッと顔を上げ。

まどか「牡羊座の陣(マルキダエル)……そう、すなわち自爆戦術!!」

そういうとまどかは2、3歩助走をつけた後、一気にあたしに向かってダイヴってはあああぁぁぁぁ!?

あたしの胸に激突してくるまどか。倒壊するスーパーさやかちゃんスライダー1号。背中にしたたかな痛みと地面の感触。あたしの上には心地いい重みと温かさ。
っていうか、盛大に水かぶった。

さやか「まどか、あんた無茶苦茶しすぎゅ、」

文句を言おうとしたあたしの唇が突然ふさがれる。あーこの唇の感触はまどかだわ。

まどか「ん…ふぅ……チュッ…」
さやか「ふ…まど、んん……」

などと冷静に観察していると、突然口の中に何かが流し込まれる。この食感、そうめん?
口移しで食べさせてくれるん?などと楽観視していたら……

さやか「んんぅ~~~……!?」

口に含んだ麺を一気に啜り上げられた。舌まで持ってかれるかと思った。

まどか「ちゅる、ん。……美味し」
さやか「味なんかしないでしょ」
まどか「するよ…………さやかちゃんの味が」

なにそれエロい。



545 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/17(日) 05:24:53.77 ID:A4Rhr5X00 [4/4]
まどか「ん、もう一口」
さやか「ちょっちょちょお、まどかストップ!さすがに真昼間か屋外でまずいって!?」

って言うか、水かぶったせいで髪とか服とか張り付いたり透けてたり、そもそも唾液にまみれた口周りが日光に反射して酷く艶めかしい。わずかに下腹部が熱くなる。

まどか「え~」
さやか「え~じゃないの。お互い水かぶっちゃったし、いくら夏場でもこのままだと風邪引いちゃうよ。もう普通にそうめん食べちゃって早くシャワー浴びよう?」
まどか「はぁ~い」
さやか「よしいい子」
まどか「えへへ」

それからあたしたちは残ったそうめんをさっさと食べ終え、リビングに戻った。

さやか「んじゃ、あたし洗物やっちゃうから先に浴びてきなよ」
まどか「えー!?さやかちゃんも一緒に浴びようよー!そんなの後で良いからー」
さやか「はー!しょうがないな、今行きますよお姫様!」
まどか「わーい!」

ということであたしたちは一緒にシャワーを浴びました。その時、実はすでに火の着いていたまどか一戦事を構えることになったんだけどまぁそれについては推して知るべし。







お昼食べて午後からデート話書きたかったけど、長くなって飽きたのでそれはまたまた後日書く

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最終更新:2011年08月18日 17:55
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