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462 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 00:47:14.36 ID:zVc9t1Bc0 [1/2]
流れを読まずに手編みのマフラーでひとつ


季節は木枯しの吹く冬になりました。わたしはこんな寒い日々のために手芸部でマフラーを作りあげていました。

まどか「さやかちゃん、マフラー編んでみたの!私不器用だし・・・あんまり上手に出来なかったけどよかったら使って!」
さやか「わぁ!ありがとうまどか!すっごくうれしいよ!・・・でもこれあたしだけが使うには大分長いよね」
まどか「え、えっとさやかちゃんが寒くないようにって長めにしてみたんだけど・・・駄目だったかな・・・」

首に私のマフラーを巻き、余った部分をひらひらさせながらさやかちゃんは、そう指摘します。
私はというと少し落ち込んでしまいます。短くて使えないよりは長いほうがいいよね、思っていたのですが、さやかちゃんはもてあましているようでした、

さやか「んーん、ぜんぜん駄目じゃないよ、ほらこうすれば・・・ね?ちょうどいいでしょう」

そう言うとさやかちゃんはあまったマフラーを私の首に巻きます。急にさやかちゃんのきれいな顔が私のすぐ横にきて、わたしはちょっとだけ顔が熱くなるのを感じました

まどか「そ、そうだねちょうどいいけど・・ちょっとだけ恥ずかしいかも」
さやか「そんな事言って、こうやって二人でくっついて包まりたくて、こんな長いマフラーなんか作ったんじゃないのぉ?まどかさんのえっちー」

そんなふうにいいながらさやかちゃんは体を寄せてきます。私はさらに顔が熱くなってしまいます。

まどか「そ、そんなこと考えてないもん。さやかちゃんの意地悪ー」
さやか「あはは、ごめんごめん。でもこのほうがあったかいでしょ?今日はこのまま帰ろっか」
まどか「うん!」

さやか「これからまどか歩くときは必ずこれ持ってくるから、まどかはマフラーとか用意しなくていいからね」
まどか「え、ええ?毎回こうやって歩くの?」
さやか「うん、いいでしょ?私こういうのちょっと憧れてたんだよね。」
まどか「う、うん。さやかちゃんとなら私、いいよ」
さやか「へへへー。ありがとね、まどか!」

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最終更新:2012年11月12日 08:12
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