612 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/02(金) 03:54:30.82 ID:pK7WuaXF0 [1/2]
まどかちゃん「QB!願い事決まったよ!わたしをさやかちゃんとH出来る身体にして!」
QB「いいだろう。君の願いはエントロp(ry
さやかちゃん「待ってまどか!あたしなんかの為に奇跡の代償を払うなんて間違ってる!」
まどかちゃん「でもわたし…どうしてもさやかちゃんと結婚したいの…。」
まどかちゃん「女の子じゃさやかちゃんに愛して貰えない…上条君の時みたいに好きになって貰えないから…。」
ほむらちゃん「駄目よまどか。貴女の幸せは魔法になんて頼らなくてもすぐそこにあるじゃない。」
まどかちゃん「えっ…?ほむらちゃん、どういう事なの?」
ほむらちゃん「貴女が契約しようとしてさやかは慌てて追い掛けて来たわ。何故なのか理解らないの?」
まどかちゃん「えっ…? さやかちゃんが、わたしを…?」
さやかちゃん「あ、あのさまどか…。その、えっと…何て言うか…」アタフタ
ほむらちゃん「全く…。貴女がそうやっていつまでも奥手だからまどかは不安になるのよ。」
さやかちゃん「うっ…。(反論出来ない…。) あたしはね!女の子でもまどかが大切だって思う気持ちは変わらないよ!」
さやかちゃん「ただ、まだ今すぐってのは自信が無いけど…。どうやって女の子を愛してあげればいいか理解んないけど…。」
さやかちゃん「あたしもまどかが好きだよ! いつかきっと友達じゃなくて、ちゃんと恋人同士になってみせるから!」
まどかちゃん「さやかちゃん…! ホントに?わたしの事好きだって言ってくれるの?の?の?」
さやかちゃん「大親友に誓って約束するよ。将来絶対まどかを嫁にしてやるんだから!」
まどかちゃん「わーい!さやかちゃん大好きぃ~♪」ギュゥゥゥゥゥ
さやかちゃん「うっひゃああああああ!!///」カァァァ
ほむらちゃん「(やれやれ…リアクション見る限りはとっくに芽生えてるんじゃないかしら…。)」
QB「それじゃあさやか、君は今すぐまどかの王子様になる為に僕と契約しないかい?」
さやかちゃん「へ?」
QB「君はまどかを嫁にする素質を備えているよ。後はまどかを守れる力さえあれば本物の王子様に…」
ほむらちゃん「それには及ばないわ。」チャキッ!
QB「君はいつもそうだ。僕がどちからと契約しようとするとすぐ邪魔を…」
ほむらちゃん「淫獣、いい加減にしないとまた水洗トイレに流すわよ。」グワシッ
QB「きゅぷーっ!」ジタバタ
613 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/02(金) 03:54:52.21 ID:pK7WuaXF0 [2/2]
さやかちゃん「ねえほむら、あんたはなんであたし等の契約を止めようとするの?」
ほむらちゃん「貴女達が不幸になる未来を嫌という程見て来たからよ。二人を一度足りとも救えなかった…。」
まどかちゃん「奇跡に頼るって、やっぱりいけない事なのかな…?」」
ほむらちゃん「そうね。自分を幸せに出来ない人が他人を幸せにするなんて到底無理よ。(私の様にね…。)」
ほむらちゃん「だから貴女達はいつまでも幸せ馬鹿のままでいなさい。」
さやかちゃん「でもそれじゃあんたの幸せは…。」
ほむらちゃん「まどかの笑顔が見たい…というのはズルいかしら? 一番守りたかったものよ。」
まどかちゃん「ふぇっ!?わたしの笑顔…?」
ほむらちゃん「さやかが傍にればまどかは笑顔でいられる。まどかが傍にいればさやかは自分を見失わない。」
ほむらちゃん「二人共相手を思いやる心は素晴らしいけど、ちゃんと自分も大切にね? それじゃ。」シュン
さやかちゃん「あっ…行っちゃった…。」
まどかちゃん「………。」チラッ
さやかちゃん「………。(うっ、気まずい…。)///」カァァ
まどかちゃん「(あうううう!何お話していいか理解らないよぉ~!)///」カァァァ
さやかちゃん「(まどかってば何で赤くなってんのよー! くっ!こういう時は…!)」
(サッ)
まどかちゃん「ふぇ? 手………???」
さやかちゃん「手、繋ごうか…?」
まどかちゃん「う、うん…!」キュッ
今は言葉はいらない。手の温もりを通して想いははっきりと伝わっているのだから。
不器用な二人は手を繋いだまま帰路に着く。この時間が少しでも長く続く様にと遅い歩みで。
さやかちゃん「ねぇ、今日まどかのうちに泊まってっていい?」
まどかちゃん「え? いいけど急にどうしたの…?」
さやかちゃん「今夜は傍にいたい気分なんだ。あとちょっと詢子さんにお話もしたいしさ。」
まどかちゃん「えへへ、ママなら大丈夫だよ。さやかちゃんならいいよって言ってくれてたから。」
さやかちゃん「ええええっ!? ううー…なんか途端にプレッシャーが…。」
まどかちゃん「だから…ね?一緒だよ? わたしも一緒にお願いするから。夫婦ってそういうものだよぉ?」
さやかちゃん「ははは、そりゃそうだ。あたしだってまどかに支えられてるんだもんね。」
おしまい。何となく衝動的に書いてみたくなりました。
王子様になりきれないけどなろうとするさやかちゃんと、一途で健気なまどっちが好きです。
最終更新:2012年11月12日 08:22