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522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/21(水) 04:32:19.27 ID:ZOU/stuQ0
街でさやかちゃんとエリーちゃんが楽しそうに二人で歩いてるところを目撃して
浮気してるんじゃないかと不安になったまどかちゃん。
エリーちゃんはさやかちゃんが「初めて」を捧げた相手だったことを思い出して
ますます不安になるまどかちゃん。
神様権限で浮気を見破ろうかと思ったけど
そんな私的なことで神様権限を使っちゃいけないとすぐに思いとどまるまどかちゃん。

もちろん浮気してたわけじゃなくてただの仲の良い友達なんですけどね。

その日、さやかちゃんが家に帰ると家ではふくれっ面のまどかちゃんが待ってました。

「まどか、どうしたの? 何か嫌なことでもあった?」
「……」
「あたし、何か悪いことした? あたしが何か悪いことしたなら謝るから……機嫌直してよ」
「ねえ、さやかちゃん」
「なに?」
「私のこと……好き?」
「えっ? そんないまさらなこと聞かれても……」
「はっきり答えて! 私のこと好き?」

さばさばしてるように見えるけど実は恥ずかしがりなさやかちゃんは
そういうことをなかなかはっきりは言えません。

「えっ……と、あの……あの……、好き……だよ、まどか」
「本当?」
「うん、本当」
「じゃあ証拠見せて」
「証拠……って、何すれば?」
「私を抱きしめてちゅーして」

そう言ってまどかちゃんはさやかちゃんに顔を向けて目を閉じて口づけを待つ体勢になりました。

「うん、わかった」

さやかちゃんはまどかちゃんを抱き寄せます。
そしてそのままやさしく抱きしめて自分も目を閉じて唇を重ねます。
そのまましばらく唇を重ね合う二人。
数分後、ようやく顔を離して目を開けて、さやかちゃんはまどかちゃんの顔を覗き込みます。
そこには、さっきまでのふくれっ面はもう無く、いつも通りのにこにこ顔のまどかちゃんが居ました。

「疑ってごめんね。
さやかちゃんが私から離れて行くんじゃないかって、ちょっと不安だったの……でももう大丈夫。
抱きしめられたら、ちゃんと暖かさと優しさが伝わってきたから」
「知らないうちにまどかを不安にさせちゃったか、あたしもまだまだだね、ごめん」

そしてさやかちゃんはまどかちゃんを抱き寄せてもう一度、軽く口づけを交わしてから
やさしい顔で微笑みかけます。

『本当にまどかは可愛いなあ、あたしの嫁にはもったいないくらい。
これからはもっともっとまどかを大切にしよう』

しあわせそうなまどかちゃんを見つめながらさやかちゃんはそう思うのでした。



ちなみに、その夜はいつにもまして激しく愛し合ったようで
翌朝は二人揃って寝不足だったらしい。
ウェヒヒヒ

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最終更新:2012年12月15日 14:45
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