782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 09:29:39.80 ID:x+qcqClzO [1/4]
>>779
褒めても妄想しか出ませんよー
百合スレの怖い話云々で妄想を
ある日まどかちゃんはさやかちゃんに「家でDVDでも見ない?」と誘われるんですよ。
非常に嫌な予感はしていたんですが、上手い口実も思い浮かばずまどかちゃんはさやかちゃんの誘いを受けてしまいます。
そしてさやかちゃんの家に行ったまどかちゃんを待っていたのは…
「ちょっとちょっと!なんで、もう帰ろうとしてるのよ!?」
「だってさやかちゃんが持ってるのホラー映画なんだもん!私、ホラー苦手なのさやかちゃんだって知ってるよね!?」
「だから克服させたげようと借りてきたんじゃん!」
「克服出来なくていいよぉ!」
「情けない事言わない!…あぁ、もう早く入りなさいってば!近所迷惑になるでしょうが!」
「やだぁ!さやかちゃんの鬼ー…!」
バタンッ…
「カーテン閉めて、部屋の電気消してっと…よし、準備完了!」
「ううう…ひどいよ、こんなのひどすぎるよぉ…お家に帰してぇ…」
「それ、まるであたしが誘拐したみたいに聞こえるからやめて。ほら、上映会始めるよー…まずはこのゾンビ物から」
「…………」
「…………」
キャー!
「ひうっ!?」
「おわっ、ちょっとまどか…いきなり腕掴ま…」
「うええっ…怖いよぉ…」
「…………(まっ、役得って事にしときますか)」
783 名前:782続き[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 09:32:18.33 ID:x+qcqClzO [2/4]
―2、3本視聴後…
「もう嫌だよぉ…うえぇぇぇん…!」
「あちゃー…これはやり過ぎたかな。ごめんごめん、ちょっと休憩にしようか…はい、ハンカチ」
「ぐすっ…なんで、さやかちゃんは怖くないの…?」
「ははは!だってこんなの作り物じゃん!まどたんはほんとに怖がりでちゅね~」
「ううっ…!」
「さてとじゃあ続きを…あっ、飲み物切れてる。ちょっと取ってくるね」
「えっ…ちょっと待っ…!」
パタパタ…
「……ううっ、さやかちゃん1人にしないで…怖いから電気つけよ…」
パチッ…カタン
「あれ?」
「机の脇にもう一本DVDがある…あっ、これ…和風物のすっごい怖くて有名なやつだ…」
「そういえば、さやかちゃんが見せてきたのって外国のゾンビとかのばっかりだった…」
「…………」
そして…
「ただいまー、ってなんで電気ついてんの?」
「だって怖いんだもん…」
「ほんと怖がりだねぇ…まっ、いいや。じゃあ次行くよー!」
(タイトルがテレビに流れる)
「…っ!!?な、なん…」
「……さやかちゃん、なんでこれだけ机の脇に隠してたの?」
「えっ、いやそれは…えーっと…こ、怖くないか…」
アアア…
「ひっ…!」
「やっぱり…さやかちゃん、和風ホラー苦手なんだね」
「ち、違…『キャー!』ひいっ!!や、やだっ…ま、まどか、もう止め…」
「さやかちゃん…」
ギュッ…
「まどか、さん…?」
「克服しなくっちゃ…ダメなんだよね?」
「い…いやああああああっ…!」
―数時間後…
「あのさやかちゃん…私もう帰りたいんだけど…」
「やだやだやだぁ!あたしを1人にしないでよぉ!」
「さやかちゃん…(何か…可愛い…)」
「お願いだよまどかぁ…もうあたしトイレも1人で行けないよぉ…ぐすっ」
「じゃあさやかちゃん…今日は私、泊まっていこうか?」
「ほんとにっ!?ありがとう、まどかぁ~~!!」
「ウェヒヒ…さやたんは怖がりでちゅねぇ…」
「ううっ…そうでちゅ、あたし怖がりでちゅ…」
(さやかちゃん、可愛い、可愛いよぉ…今度和風ホラーいっぱい借りてこようっと…ウェヒヒヒ…)
こうしてまどかちゃんは和風ホラーに限り、克服する事が出来たのでした…
最終更新:2011年08月18日 18:05