10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/12/28(金) 06:40:34.71 ID:NLRBjChE0 [1/3]
>>1乙。
さやか「まどか!一緒に帰ろう」
まどか「あ、ごめんさやかちゃん。今日はわたし、手芸部に寄ろうかなって」
さやか「あ、そうなの?・・・あたしもついていっていい?」
と、言うわけで今日はさやかちゃんと一緒に手芸部にきています。さやかちゃんはこういった事に興味があったらしく、
先輩達にいろいろ質問したり、見学したりしています。私は、というと最近はじめた編み物に取り掛かっていました。
1時間くらいたったころでしょうか、一息ついて横を見ると、いつの間にかさやかちゃんが私の作業を見つめていました。
私と目があうと、さやかちゃんはえへへ、と笑い、何も言わずにこっちを見つめています。続けてていいよ、ということなのでしょうか。
まどか「さやかちゃん・・・見てて楽しい?」
さやか「うん、一生懸命なまどかかわいいなーっておもってさー。30分くらいこうやって見てたのにぜんぜん気づかないし」
まどか「そ、そんなに見てたの?。」
さやか「あ、見られてるとやりづらいかな?」
まどか「んーん、ちょっと恥ずかしいけどさやかちゃんならいいよ。さやかちゃんこそ、暇じゃない?」
さやか「うん、あたしはもうちょいまどかのがんばってるところ見てたいな。」
さやかちゃんがそういってくれたので、私は編み物を再開します。しばらく悪戦苦闘していると、
さすがに見ているだけは飽きたのでしょうか、不意にさやかちゃんがはなしかけてきます。
さやか「そういえば、それ何作ってるの?」
まどか「マフラーだよ、初めてだし、難しいものは作れないから・・・」
さやか「ふぅん・・・誰かにプレゼントするの?」
まどか「んーん。練習用に作ってるだけだし、自分用・・・かな?。あんまり出来が悪かったらほどいてべつのものつくってもいいかなって思ってるけど」
さやか「ええ?、せっかく編んだマフラーほどいちゃうの?もったいなくない?」
まどか「毛糸玉にしておけばまたつかえるからもったいなくないよ」
さやか「でもでも、せっかくの頑張りが無駄になっちゃ合うよ?ほら例えば誰かマフラーほしがってる人にあげるとかしたほうがいいんじゃない?」
まどか「私、人にプレゼントできるほど上手に作れないもん」
さやか「そんなことないって!まどかが一生懸命作ったマフラーならきっとプレゼントされた人も喜ぶよ!」
さやかちゃんが妙に食い下がってきます・・・えーとつまりこれは
11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/12/28(金) 06:46:14.39 ID:NLRBjChE0 [2/3]
まどか「・・・あげないよ?」
さやか「えー!どうせ解いちゃうんだったらあたしが使ったっていいじゃない!」
まどか「だーめ、初めてつくったへたっぴなマフラーなんてさやかちゃんにあげられないもん」
さやかちゃんにプレゼントするのはもっと編み物が上手になってから、って決めていたので、私はそう反論します
さやか「やだ!まどかの初めてはあたしがもらうって決めてたの!」
まどか「さ、さやかちゃん?それちょっと意味が違うかなって」
さやか「違わない!あたしはまどかの愛情の篭った手編みのマフラーがほしいの!」
まどか「そ、そんなのこめてないもん。」
練習用のマフラーに愛情をこめる人はいないと思います
さやか「むぅ・・・どうしてもくれないつもりだなー!それならこうしてやる!」
といって、さやかちゃんは私のほっぺたを、むにーっと摘んできます
まどか「や、やめてよーさやかちゃん」
さやか「まどかがいいって言うまで離さないからなぁ!」
そういってさやかちゃんは私のほっぺたを引っ張ったり、つついたりといたずらをしてきます
こんないたずらされたら嫌なはずなのに、相手がさやかちゃんだと私の顔はついつい笑ってしまいます
まどか「「わ、わかったよ、上手にできたらあげるから、だからやめて~」
さやか「本当!?やったー!まどか大好きー!」
そう言うと、さやかちゃんは私に抱きついて頬ずりしてきます。うう・・・状況がさっきとあまり変わっていません。むしろ悪化しました
さやか「んー、まどかのほっぺたやわらかーい、気持ちいいー」スリスリ
まどか「ウェヒヒ、さ、さやかちゃんやめてよ~恥ずかしいよ~」
先輩A「あ、あの・・・お二人さん?な、仲がいいのはいいことだけど・・・そのも、もう少ししずかにしてもらえると・・・」
まどか「あ、ご、ごめんなさい!」
さやか「す、すみません!」
周りを見渡すとものすごい注目されていました。私たちと目が合うと注目していた人たちも急に眼をそらします
まどか「もう・・・さやかちゃんの馬鹿・・・」
さやか「ごめんごめん・・・アハハ」
最終更新:2013年01月18日 08:11