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923 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2013/03/16(土) 17:55:44.48 ID:msywg2i30 [1/3]
どっちもいいと思います！

オチないです。後タイマー使えばいいじゃんというツッコミは、なしで


今日はあたしの家でお泊り会だ。

ま「あれ？今から食べるの？」
トイレから戻ってきたまどかが、炬燵の上に置いてあるカップヌードルを見て言った。
まどかはさっきと同じようにあたしのすぐ横から炬燵に入る。
そして、あたしの腕にぎゅっと抱きついてくる。

さ「そ。さっきまでのくすぐりあいっこで、すっかりおなかすいちゃったからね♪」
ま「えへへ///気づいたら3時間も経ってたもんね」
さ「というわけで、まどかも食べようよ！」
ま「でも、仁美ちゃんがお稽古事終わったら、差し入れを持って来るって言ってたよ」
さ「んー二人で半分こならたいした量じゃないし、いいでしょ？食べよ、まどか♪」
ま「あ、…うん♪」

さ「それじゃあ、お湯を注いで…っと」
コポコポ…

さ「さ、まどか。今から3分間…！あたし達はこの前の惨劇を繰り返してはならない！」
ま「…う、そうだね。…あれはひどい事件だったね」
この前の惨劇とは、できあがるのを待ってる間にまどかとのじゃれあいに夢中になってしまい、
気づいたら麺がすっかり冷めて伸びきってしまったというものだ。
あの麺を二人で頑張って処理した悲惨さといったら…！

ここは、まどかとの触れ合いを避けないとならない。
触ったが最後、じゃれあいに発展し、再び惨劇に至るのは目に見えてることだ。
まどかもそれを察してか、あたしに抱きつくのをやめる。
3分の辛抱だ！
…

924 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2013/03/16(土) 17:57:48.43 ID:msywg2i30 [2/3]
つん。
しばらく無言でいると、まどかの手があたしの手をタッチしてくる。
さ「まどか！」
ま「あ、3分の我慢だったよね…。ごめん」
さ「そうそう。我慢我慢」
ま「でも、隣に座ってたら危ないよー…」

まどかがすっと立ち上がると、あたしの向かい側から炬燵に入る。
うぅ…本当にごめんよ、まどか。普段なら手を握り返すところなのに。
後3分も我慢しないといけないなんて、なんたる仕打ち！

ま「そういえば、さやかちゃんの家で向かい合って炬燵に入るのは珍しいよね」
さ「あはは。そういえばそうかも…」
普段はあたしの足の間にまどかが納まることが多いし。

そうそう、よくその時に両足でまどかを挟むんだよね。
あたしは足を伸ばして、まどかを探す。
つんつん。
ま「さやかちゃん…！」
さ「あ、そうだった。ごめん、まどか。むー我慢我慢…」
ま「うー我慢だよぅ…」
早く3分経ってー！

ま「そうだ！…カウントダウンしちゃおうか」
さ「そうだね。えーと…17時55分までだから…。…75、74、73､…」
ま＆さ「70、69、68…♪」
あ、こうしてまどかとカウントダウンしてるだけでも、なんだか楽しくなってきた。
というか、まどかとなら何をしても楽しい。
…


ま＆さ「5、4、3、2、1、やったー！！」
カウントが終わるないなや、あたしは両手を広げる。
ほぼ同時に、まどかも立ち上がって、あたしに飛びついてくる。
さ「お帰り、まどか♪」
ま「えへー。ただいま、さやかちゃん♪」
ぎゅー。

925 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2013/03/16(土) 18:00:07.03 ID:msywg2i30 [3/3]
さ「それじゃ食べよ！まずはまどかから。はい口あけてー！」
ま「あーん♪」
ズズズズ…
ま「今日はとってもおいひぃよぅ♪じゃ、次はさやかちゃんね！」
あたしはまどかに箸を渡す。
さ「あーん♪」
ズズズズ…
本当だ。3分辛抱したかいあって、とっても美味しく感じる。
あたしは今、最高に幸せだよ！
…

カシャ。
仁「ｷﾏｼﾀﾜｰ」
ま＆さ「あ、仁美（ちゃん）。いらっしゃい～」
カシャカシャ。
さ「…って何写真撮ってるのよー！」
仁「まどかさんがさやかさんのお膝に座って、お箸を交換してインスタント麺を食べさせあう。
　これぞ、まどさや！すばらしいですわー！！」
さ「…って話聞けー！！」
仁「でも、二本のお箸で1つのインスタント麺を同時に食べられるのもいいかと思いますの。
　お二方が同じ麺を挟み取られたのに気づかれず、そのままずるずると食べすすめて行くのも
　すばらしいですわー！！今からでもやるべきです！！」
ま＆さ「えーと、それって…（シチュを想像中）…。う///」

その後、３人は少し遊んだ後、
仁美ちゃんの持ってきた豪華絢爛な差し入れを美味しく食べましたとさ。

おしまい