56-740

740 名前：まやかしの友情 1/4[sage] 投稿日：2013/03/28(木) 18:25:45.99 ID:sn0KfyFV0 [2/6]
今週の某カードゲームアニメの展開を見て思いついた話、久々に全く救いのない話が書きたかった
※元ネタ上非常にアレな話になります




まどかちゃん「さやかちゃんよかった、無事だったんだね！」

さやかちゃん「ﾌｯﾌﾌﾌ…ｸｯｸｸｸｸｸ……」

まどかちゃん「さやかちゃん……？」

さやかちゃん「なぁーんちゃって。ｲｯﾋﾋﾋﾋﾊﾊﾊﾊﾊ、おかしくって腹痛いわ～。面白い子だよあんた、ほんとにあたしのことを…ｳｯﾋﾋﾋﾋﾋﾋﾋ」

さやかちゃん「なら見せてあげようかぁ！？もっと面白いものをさぁ！！」

さやかちゃん「ﾔｧｧｧｧ！！メタモルフォーーゼェ！ﾋﾞｲィィィﾔｧまどかァァァァァ～～！！」

まどかちゃん「あれは！？」

マミさん「美樹さん……いや、あれはキュゥべぇ！？」

杏子ちゃん「馬鹿な、キュゥべぇは確かに今ほむらのやつが拘束してるはず……！」

まどかちゃん「キュゥべぇ……あなたさやかちゃんに化けてたの！？ 本物のさやかちゃんはどこ！？」

IQさやか「本物ぉ？誰それえ。僕、インキュベーター。鈍いなぁ僕がさやかだよォ！」

741 名前：まやかしの友情 2/4[sage] 投稿日：2013/03/28(木) 18:28:51.39 ID:sn0KfyFV0 [3/6]
まどかちゃん「なに、言って……」

IQさやか「まぁだ分からないのかぁ 今まで君を勧誘してきたのも、マミとほむらが拘束したのも！僕の別個体なんだよ！！」

IQさやか「そして僕、いやあたしは、君の親友、美樹さやかに化けてたってわけだぁ。
ジャンジャジャ～～ン！！今明かされる衝撃の真実ゥ」

IQさやか「いやぁ本当に苦労したよ、転校生に手を差し伸べる王子様を演じてつまらないままごとまでしてさあ。
しかしあんたは単純だねぇ、あたしの口から出たでまかせを、全部信じちゃうんだからさァ！ｳｯﾋﾋﾋﾋﾋﾋ」

まどかちゃん「う、あ……」

IQさやか「見滝原を守るぅ～～？魔法少女は正義の味方～～？ｳｯﾋｬﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ！！楽しかったよぉ、あんたとの友情ごっこォ～～！！
助けに来てくれて、ありがとうまどか！さすがはあたしの嫁！ｳｯﾋｬﾊﾊﾋﾋﾊﾊﾊ」

まどかちゃん「嘘、嘘嘘嘘！さやかちゃんは、さやかちゃんはそんな……！」

IQさやか「ﾋｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ！じゃあ言ってやる！あんたの願い事はあたしとの友情の証、【あたしを元に戻す】だったんでしょうぅ？」

まどかちゃん「！？」

マミさん「鹿目さん、あなたまさか！」

杏子ちゃん「あれだけ言ったのにさやかのためだけに契約したのか！？」

まどかちゃん「それ、は……」

IQさやか「ﾌｯ…言えないよねぇ、固い友情で結ばれた大切な親友、さやかちゃんの頼みだもんねぇ！？」

742 名前：まやかしの友情 3/4[sage] 投稿日：2013/03/28(木) 18:31:34.24 ID:sn0KfyFV0 [4/6]
IQさやか「ありがとうねぇ、僕との約束を守って、みんなに黙っていてくれてぇ、ﾋﾊﾊﾊﾊﾊｳﾊﾊﾊﾊﾊﾌｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊ」

まどかちゃん「インキュ……ベータァアアアア！！」ｺﾞｳｯ!

さやかちゃん「まどか……あたしを殺すの？」

まどかちゃん「あっ……」

IQさやか「ふふっ、攻撃できないよねぇ？だってあたしはあんたが殺したいくらい憎いインキュベーターで、同時に命捨てても救いたかったさやかちゃんなんだからねぇ！？」

まどかちゃん「あ、ああああ……」

IQさやか「さあてひと思いにゃやらないよぉ、じわじわといかせてもらうからねぇ？」

マミさん「キュゥべぇ、あなたは鹿目さんを絶望させるためだけに数年もかけてここまで仕組んだというの！？」

IQさやか「その通りィ。あたしらからしたら数年なんてあっという間だしねぇ。
まどかの事だから、あたしが弱音を吐けば友情から、必ず契約すると思った。
そしてェ！？今さやかが僕だとわからせれば、あっという間に、ソウルジェムが濁ると考えたがぁ……
あんたって奴は、気持ちいいくらい思い通りに動いてくれるよねぇぇ！！ｷﾋｬｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾍﾍ、しかも杏子まであたしに入れ込んでくれて最高だよさいっっこぉぉぉ！ﾊﾊﾊﾊﾊﾌｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊ！！」

杏子ちゃん「ゲス野郎が……！」

743 名前：まやかしの友情 4/4[sage] 投稿日：2013/03/28(木) 18:34:07.76 ID:sn0KfyFV0 [5/6]
IQさやか「さぁ～て、まどかｧ、ソウルジェムがほとんど濁ったというザマで、ど う す る つ も りかなァ～～ン？せいぜいあがいてみせてよ！！
どのみち全員この魔女の結界から生きては戻れないんだから。
それもこれもまどか、あんたが招いた結果なんだよォ！！関係ねえ奴らまで巻き込んでさぁ……」
まどかちゃん「わたしが、みんなを……」

IQさやか「あんたにしてみりゃ、大好きなさやかちゃんを助けたくてェ～、やったんだろうけどさァ！ｱｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊ、ヒャッハハハハハハハ
ｳﾜｯﾊハハハハハハハーハハハハハハハ！！」

まどかちゃん「う、うあああああ……」

マミさん「鹿目さん、ダメ！気をしっかり持たないと……」

杏子ちゃん「くそったれ……全部、幻だったのかよ……くそが……」

まどかちゃん「いやあああああああああ！！！」


キュゥべぇ「深刻なレベルの精神疾患持ちだからどうなるかはわからなかったけど、あの個体はうまくやったみたいだね。これで僕達の目的は達成されたよ」

ほむらちゃん「何を言い出すの？あなたはこうして何も出来ない状態なのに……」

キュゥべぇ「君達の言葉を借りるなら……僕達の勝ちだよ、暁美ほむら」