404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/10(木) 23:50:15.85 ID:lN2PFAF80 [5/5]
さやかちゃんを守る騎士にあこがれるまどっちとか
まどかとさやかが魔法少女コンビを結成してから1週間。いつもの魔女狩りのあと、さやかがこんなことを言い出した
さやか「いやぁ・・・あたしって役に立ってないなぁって思ってさ」
まどか「え?」
さやか「だってそうでしょ?まどかってきゅうべえの言ってたとおりすごい魔法少女じゃない。魔女狩りだってあたしなんかいなくたって」
まどか「ううん、そんなことないよ」
さやか「・・・でも」
まどか「私は・・・私はさやかちゃんがいなくちゃ嫌だもん。さやかちゃんと一緒だから臆病者のわたしでも魔女狩りなんてできるんだよ
一人だったらきっと・・・怖くて、寂しくて泣いちゃってるかも」
まどか「だからね、私はさやかちゃんと一緒がいいの。さやかちゃんは私と一緒じゃ・・・いや?」
さやか「・・・ううん、あたしもだよ。まどかと一緒がいい。でも、まどかの足を引っ張るのは嫌だなって」
まどか「さやかちゃんが足を引っ張ってるだなんて私は思ったこと無いよ。だから、そんなこと気にしないで?」
まどか「それに私ね、こんなこと言ったら怒られちゃうかもしれないけど・・・実はあこがれてたんだ」
さやか「何に?」
まどか「可愛いお姫様を守る、騎士様に」
さやか「・・・へ?お姫様ってあたし?いやそれはさすがにほめすぎじゃ」
まどかはさやかの前に片膝をつき、さやかの手袋をはずした。
まどか「私はずっとずっとさやかちゃんに守られてばかりだった、だから今度は私にさやかちゃんを守らせてください・・・私の可愛いお姫様」
冬の外気にさらされ、体温が奪われていく右手に触れる暖かく、柔らかい感触。そう、まどかはさやかの手にキスをしていた。
まどか「なんてね・・・えへへ」
さやか「ば、馬鹿っ!もう、行くよ」
まどかと向き合っていたさやかだが、まどかに顔を見られないように振り向いてしまう
まどか「あっ、ちょ、ちょっとまってよさやかちゃん」
待てるはずが無い、さやかの顔は先ほどの出来事のせいで上気してしまっている、それをまどかに気取られるわけにはいかなかった。
さやか(い、いきなりあんなこと・・・恥ずかしくって顔も合わせられないわよ!)
最終更新:2013年10月22日 08:34