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16 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2013/08/05(月) 13:09:48.06 ID:obGyox+e0 [1/2]
さやかちゃんの体力がもたない！

拙いSSですが…
ttp://ux.getuploader.com/madosaya/download/218/SS32.txt『甘えんぼ--s』

ま「さやかちゃんーこんにちはー♪」
さ「お、まどかいらっしゃーい♪もう学校の花壇の水やり終わったの？」
ま「うんー！これでさやかちゃんとたっぷり遊べるね♪」

…ﾃｸﾃｸ､ﾁｮｺﾝ。

さ「…っていきなりあたしの膝に乗りやがりますか」
ま「えへへ。…もしかして迷惑だった？」
さ「ぜんぜん♪もーまどかってば甘えん坊さんなんだから」ﾑﾆﾑﾆ♪
ま「ｳｪﾋﾋ。ってあれ？…さやかちゃん何やってるの？」
さ「ん。パパの仕事の手伝いで切手貼りやってるんだ。今月出費多かったから小銭稼ぎ」
ま「手伝おっか？」
さ「いい。まどかにやらせた事がばれたら、怒られてお駄賃減らされるよ。
　　後100枚ほど貼ったら終わるから、ゲームでもやって待っててー」
ま「あーあ。今すぐさやかちゃんと遊べると思ったのになぁ…」
さ「あはーホントごめんね。すぐに終わらせるから」
ま「うんー」
甘えん坊さんのまどかが待ってるのだから、あたしも全力で頑張らないとね。

---

ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ（封筒に切手を貼る音）。
ﾄﾃﾄﾃ。
ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
ｼﾞｰ。

さ「…ん？」
後ろから視線を感じて振り返ると、あたしのすぐ後ろでまどかがにへーと笑っていた。
さ「どうしたの？」
ま「んーなんでもないよ～。さやかちゃん大好き～」ﾑｷﾞｭｰ
さ「あはは、いきなり何なのさー///」
ま「切手貼り頑張ってね」
さ「了解～」
あたしの返事を聞くと、まどかはパタパタと元いた場所へ戻っていく。
もーまどかってば子犬みたい。可愛い♪

---

しばらくして。
ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
ﾄﾃﾄﾃ、ｿﾛｰ。
ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
ｼﾞｰ。
はは～。まどかのやつ、また来てるな。ばればれデスヨ。
ちょっと驚かしてやろうかな♪ﾆｬｯ

さ「わっ！！」
ま「うぇひっ！？」
さ「あはは。…まーどか♪」ｷﾞｭｰ
ま「もーいきなり大声出すなんて、さやかちゃんひどいよー」ﾌﾞｩ
さ「あはは。ごめんごめん。機嫌直して～」ﾎｯﾍﾟﾌﾟﾆﾌﾟﾆ
ま「もー、しょーがないなー。さやかちゃん切手貼り頑張ってね」ｳｪﾋ♪
さ「うぃー♪」

---

またしばらくすると、まどかがあたしに近づいてくる。
もーまどかってば甘えんぼすぎるよ～。
これじゃ作業に集中できないって。

あはー、しょーがないなぁ。ﾆｺｯ
さ「まどかいらっしゃーい。…ほれほれ～」
なぜか手元にあった猫じゃらしを、まどかの目の前で揺らしてみる。
ﾕｻﾕｻ…ﾕｻﾕｻ。
ま「ふにゃーん♪」ｶﾞｼｯ
…あ、反応した。
ま「…ってさやかちゃん、わたしになにやらせるのー！？」ｶｧ///
さ「いやーつい甘えんぼのあんたが子猫みたいに見えたから…」
ま「わたしそんなに甘えん坊じゃないよっ！」
さ「まどたんのさっきからの行動を見てたら説得力0でちゅね～♪」ｴﾍｰ
ま「う～。さやかちゃんひどいよっ！
　　わたしから行かなかったら、絶対さやかちゃんのが先に寂しくなるんだから」ﾌﾟﾝ
まどかは部屋の隅っこへ行き、あたしから背をむけて座布団に座ってしまった。

あちゃー、ちょっとからかいすぎたかな。
口調からして本気で怒ってはないと思うけど。
…こうなったら、一刻も早く切手貼り終わらせないとね。
そんで甘えんぼすぎるまどたんとたっぷり遊んじゃいますよーっと。

---

ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
さて、時間的にそろそろまたまどかがやってくる頃かな。
ふふ、次はどんな反応しようかな♪

ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
ふーむ♪

ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
…あれ、まどか来ない…？

ﾍﾟﾀｯ、…ﾍﾟﾀｯ。
…何で！？

…。
まどか、早くあたしの傍に来て…じゃなかった！
甘えたまどかが来ないなんて、心配で心配で作業が捗らないよ。
もしかして、さっきからかったのを本気で怒ってる…！？

……。
しょうがないなぁ。
あたしはくるっと振り向く。

ま「…zzz」
…。
まどかは座布団の上で丸まって眠っていた。
ま「むに…さやかちゃん…zzz」
さ「はぁ、寝てるなんてずるいよ…」ﾑｰ
ま「…今日は…いっぱい…いっぱい…遊ぼうね…zzz」
さ「…むぅ、まどかが寝ちゃったら遊べないんだけどなぁ…」
ま「…zzz」

……。
いくら真夏だからと言っても、このままじゃ風邪ひいちゃうかもしれないよね。

しょうがない。
あたしはまず、ベッドの上のタオルケットを手に取る。
そして、座布団で寝ているまどかの元へ向かい、そっとまどかを持ち上げる。
そして、そのままあたしが作業していた円卓まで運んだ。

さ「もー本当にしょうがないなぁ…。
　　あまえんぼのまどかは、あたしの膝でお休みー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ふーこれでやっと安心して切手貼りができるわ。
（まどかを膝に乗せてるからちょっと作業しにくいけど）
こ、これはまどかが究極の甘えん坊さんだからであって、
あたしが寂しかったんじゃないんだからねっ。

スレ立てを祝いつつ、おしまい