137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/31(日) 19:53:30.33 ID:7J9RRFG6O
おりこの後生き返らせる妄想
141 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/31(日) 21:48:16.19 ID:9rhb6ZH+O [1/2]
>>137
ふむ…おりこ後契約…また鬱SS症候群が発症しましたよ…!
コンコン…
「はーい」
「やあ、まどか!元気してる?」
「あっ、さやかちゃん!うん、私は元気だよ…と言うよりもなんで入院してるのかもわからないんだけどね」
「はは、何もないところで躓いて頭ぶつけて入院なんてまどからしいっちゃらしいんじゃない?」
「むう…それって私がドジみたいな言い方だよね…」
「違うの?」
「さやかちゃ~~ん!!」
「あははは!とにかくさ、早く退院して学校に来なよ?仁美やほむらだってあんたの事待ってるんだからね」
「はーい!」
「おっと、それじゃあたしは予定があるから。また明日ねまどか」
「うん!さやかちゃん、また明日!」
ガラガラッ…ピシャン…
「いつも悪いね、さやかちゃん。まどかもさやかちゃんが来てくれると嬉しそうだからつい甘えてしまって」
「いえ…あたしが好きでやってるんで気にしないでください、まどかパパ」
「それにしてもまどかが【あの日】の事を全て忘れてしまうなんて…それだけショックだったって事なんだろうけど」
「…………」
「【学校で原因不明の爆発事故が起きてまどかとさやかちゃんと仁美ちゃん以外のクラスメイトと早乙女先生は死亡】…正直今でも信じられないよ」
「でも、事実です…」
「そうだね…ママも親友を亡くしたショックで塞ぎ込む時があるとはいえ、少なくとも早乙女先生の死とは向き合ってる。一番向き合えてないのはきっと僕なんだろうね…」
「……すいません、そろそろ」
「あっ…すまないね、引き止めてしまって…予定があるんだろう?」
「はい…また明日、まどかに会いに来ます」
「……ありがとう、さやかちゃん」
「…………(まどかパパ…あたしにその言葉を受け取る資格なんて、ないです)」
142 名前:141続き[sage] 投稿日:2011/07/31(日) 21:56:53.63 ID:9rhb6ZH+O [2/2]
††
「やぁ、遅かったね。来ないんじゃないかと心配してたよ」
「よく言うわよ…感情を持ってないくせに心配なんてそれ新手のギャグ?」
「ギャグ…あぁ、洒落の事かい?安心していいよ、僕には君達人間みたいに洒落を言うのは苦手なんだ」
「あっそ…」
「それにしても君も面白い願い事をしたねさやか。【鹿目まどかを今回の事件の記憶を抹消させて蘇生、魔法少女以外には今回の事件を自分の言う筋書きで認識させろ】だなんて」
「まどかはもう何も知らなくていいんだよ。魔法少女の事も、ほむらが行方不明になった事も…あの子は優しいから色々と背負っちゃうに決まってる」
「ふーん…やっぱり君達の考えてる事は理解できないよ」
「こっちだって理解してもらいたくもないね【インキュベーター】。くだらない話してないでさっさと行こうよ…今日はどの【魔法少女を絶望】させればいいの?」
「隣町にそれなりの力を持った魔法少女がいるからその子にしよう。君のおかげで僕のノルマは予定より早く達成できそうだよ」
「…お褒めにあずかり光栄ですとでも言っとく」
「でもまどかを契約させればもっと早く…「また死にたいわけ?」…さすがに十回以上も殺されれば僕も懲りるよ…だからその剣を退いてくれないかい?」
「ふん…じゃああたしは行くから。あんたは適当な奴でも見繕って魔法少女にしときなさいよ…あたしが魔女にして殺してやるから」
††
「やれやれ、氷みたいに冷たいかと思えばすぐに感情的になる。君は本当にわけがわからないよさやか」
「まぁ、ノルマが達成できるなら僕はなんでもいいんだけどね」
「さて、さやかに頼まれたし次の魔法少女の素質を持った子に会いに行くとしようかな」
「次は…あぁ、彼女にしよう」
「志築仁美…君はどんな願いを望むのかな?」
以上です
さやかちゃんはほぼ2つと言っていい願いを叶えるため、足りない因果を魔法少女を絶望させる事で発生するエネルギーをキュゥべぇに渡す事で補っている設定にしてみました。
まどかちゃんは自分が一回死んでしまった事も先生やクラスメイトやほむらちゃんがもういない事も知りません。
知ったらさやかちゃんは魔法でその事をまどかちゃんの記憶から消します…全てはまどかちゃんに悲しみを負わせないために。
それでは失礼しました!
最終更新:2011年08月18日 18:24