595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/02/07(木) 18:24:29.95 ID:ubxK6bmN0
時期終わっちゃいましたけど節分です
知久「今日のお昼は恵方巻きだよ」
今日は節分です。さやかちゃんと一緒に神社にお札をもらいにいった帰り、私の家でお昼を食べることになりました。
さやか「あ、あたし知ってますよ。これ!かぶりついてしゃべらないで食べきらないといけないんですよね、いただきまーす!」
私の向かいに座ったさやかちゃんが、パパの恵方巻きにかぶりつき、あっという間に食べきってしまいます
まどか「あ」
さやか「ごちそうさまでしたー・・・どうしたの、まどか?」
洵子「さやかちゃん、恵方巻きっていうのは恵方を・・・縁起のいい方角を向いて食べないと福がにげてっちゃうんだよ」
知久「ちなみに今年の恵方は南南東だね」
あははは、とママとパパが笑いながらそう答えます。
さやか「いやいや知ってますよ。でもこれでいいんです。なぜならあたしにとっての恵方とは、まどかのいるところなのだー!」
まどか「・・・さやかちゃん、それ今考えたよね?」
さやか「そんなことないし!むぅ・・・折角格好良く決めたのにまどかはひどいなぁ。それじゃあたしが馬鹿みたいじゃんかー」
照れ隠しに、私はついそんなことを言ってしまいます。さやかちゃんはというと、口を尖らせて抗議の声を上げています。
洵子「あはは、そりゃいいや。ここはまどかもさやかちゃんのいるほうを向いて食べたほうがいいんじゃないかい?
まどかいつも言ってるもんなぁ。さやかちゃんと一緒にいると凄く幸・・・」
まどか「わー!わー!も、もう、何言ってるのママ!わ、私ちゃんと南南東むいて食べるもん!」
さやか「?」
恥ずかしくなって、私は南南東を向き、恵方巻きをたべはじめます。もう、ママったらさやかちゃんの前であんなこというなんて・・・
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時間は変わって夕飯前
まどか「ねぇパパ、今日のお夕飯半分でいいよ」
知久「どうしたんだい?食欲、ないの?」
まどか「う、うん。ちょっとね」
知久「体調悪いなら明日は病院にでも・・・」
まどか「大丈夫、大丈夫だから」
洵子「(問題ないよ。どうもさやかちゃんが帰ってから恵方巻き食べてたみたいなんだ。さやかちゃんちの方角向いて)」
知久「(ああ、それで・・・)」
最終更新:2013年11月01日 01:27