842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/04/28(日) 03:53:21.68 ID:pqRS/+gK0 [2/4]
>>839
勢いだけで書いてみました。
さやかちゃんが最後しか出てこないのと、読みにくくてすみません
「うぅ…。眠れないよ…」
いつもわたしの隣で寝てるさやかちゃんが今晩はそこにはいないので、
わたしはなんだか落ち着きませんでした。
寝る前に、明日着る洋服の事でさやかちゃんと喧嘩してしまい、
そのまま別々の部屋の布団にもぐりこんでしまったのです。
「だって、あれはさやかちゃんが悪いんだもん…」
今さら喧嘩のことを思い出して一人で頬を膨らませても、すぐにむなしくなるだけでした。
今思えばつまらない喧嘩だったと思います。
さやかちゃんの言い分ももっともな気がしますし、あの時すぐに仲直りすればよかったのです。
「…」
いつもでしたら、お布団の中でわたしがさやかちゃんにギュッと抱きつくと、
さやかちゃんが頭を優しくなでてくれて、わたしはとても幸せな気分で眠りに入れるのです。
それが今晩は…。
「うぅ…、…さやかちゃん寂しいよぅ…」
「…」
「…」
もう駄目です。
わたしは決心して部屋を出ました。
843 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/04/28(日) 03:54:42.12 ID:pqRS/+gK0 [3/4]
~~
さやかちゃんの部屋の扉の前まで行くと、わたしはそこで立ち止まってしまいました。
さやかちゃんになんて言って仲直りすればいいんだろう…。
部屋の中は暗いらしく、廊下に漏れ出る光はありません。
また、扉に耳を当ててみましても、中から物音一つ聞こえてきませんでした。
―どうやら、さやかちゃんはすでに眠ってしまったみたいです。
むー、どうしよう…。
謝りもしないでこっそりさやかちゃんの布団に入ったら、ずるいかなぁ。
それに、朝起きた時さやかちゃんにどんな顔したらいいんだろう…。
わたしはしばらく悩みます。
…駄目!
やっぱりさやかちゃんに抱きついて寝たい!
わたしは静かに扉を開けて、物音を立てずにさやかちゃんに近づきます。
さやかちゃんは頭まで布団をかぶって寝ていました。
「さやかちゃん入るね…」
小声で言うと、布団の一部をそっとめくって自分の身体を入れます。
…ぎゅ。
「ひゃあ!!」
わたしはいきなり腕を捕まれました!
844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/04/28(日) 03:59:44.23 ID:pqRS/+gK0 [4/4]
さやか「え?まどか!?…やっぱりまどかだ!」
まどか「さやかちゃん、起きてたの…?」
わたしの心臓がバクバク鳴ってます。
さやか「…んー眠れなくて。…まどかはなんで?」
まどか「あのね、わたしも眠れなくて…その…さやかちゃんと一緒に寝たくて…」
ま&さ「…」
会話が途切れるとすごく不安になってしまいます。
いけない。早く仲直りしないと…!
まどか「…さやかちゃん、あのね…」
さやか「さっきはごめんね、まどか…」
これは同時でした。
まどか「あの…わたしもごめんね…」
わたしは安心しつつも、またさやかちゃんに先に謝られて恥ずかしくなりました。
さやか「思えばくだらない理由の喧嘩だったわ///」
まどか「…うん///」
さやかちゃんがわたしを布団の中に優しく入れてくれます。
まどか「さやかちゃん寂しかったよぅ…」
さやか「あたしも…」
布団の中でさやかちゃんに抱きつくと、さやかちゃんも抱き返してくれます。
さやか「やっぱまどかと寝ないと駄目だわー///なんか落ち着かなくて全然眠れなくて…」
まどか「///」
さやか「情けない事に、ずっとまどかの部屋に行こうかなって考えてたんだよ、あたし。
そしたらまどかのほうから来てくれるなんて…嬉しい///」
まどか「えへへ///さやかちゃんが居てくれるだけで、すごくあったかくなれる。…とっても幸せだよ~」
さやか「あはは。…あたしもだよ///」
ぎゅー
まどか「さやかちゃん…(ふぁあー)…だいす…き…」
さやか「(ふぁあ)…あたしも…だいす…き…」
ぎゅー…。
そしてわたしは幸せの中ですぐに眠りに落ちていくのでした。
おしまい
最終更新:2013年11月04日 10:28