59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/06/18(火) 23:20:27.09 ID:jr9EyvLC0
>>56
「忘れられないの」って響きからちょとした詩みたいなものが出来ました。
さやかちゃんに初めて出会った時の事が忘れられないの。
すぐに女の子だって知ったのに胸のドキドキは止まらなくて…
いつもわたしを守ってくれる背中がとっても頼もしくて
わたしは気が付くといつも自然に寄り添ってたんだよ
さやかちゃんはみるみる女の子らしくなっていったよ
それでもわたしのさやかちゃんへの気持ちは変わらなくて、逆に強くなるばかりだった
女の子らしくなるさやかちゃんを見て、嬉しさと同時に切なさも芽生え始めてたの
さやかちゃんがわたしを置いてどんどん先に進んじゃう気がして…
「行かないで」って思いっきり手を握ったら…
さやかちゃんはきょとんとして、それからわたしの顔を見て「何言ってんの?」って慰めてくれたよね
さやかちゃんへ気持ちを伝えられたのは、出会ってから何年も経った頃だった
さやかちゃんにとっては初めてじゃないけど、わたしにとっては初恋なんだよ?
手を繋いだらこのドキドキをさやかちゃんも一緒に感じてくれてるかな
小さい頃みたいに触れ合ってみると、今はもうあの頃とは違うわたしなんだね
いつかはさやかちゃんの後ろじゃなくて、隣を歩けるわたしで居たいの
わたしだってさやかちゃんを守ってあげたいんだよ
支えてあげたいって思うんだよ?
かっこいいさやかちゃんもかわいいさやかちゃんも大好き
ちょっと不器用で恥ずかしがり屋さんな所も大好き
さやかちゃんが奏でる音も大好きだから
一心にピアノを弾くさやかちゃんの隣でわたしは静かに楽譜を捲る
少し伸びたさやかちゃんの髪に触れてみた
気が付いたさやかちゃんと目が合ってえへへと笑う
そんな初夏のある日
おしまい。
最終更新:2013年11月11日 00:47