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771 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/10(水) 21:27:52.28 ID:/dKvAl0a0
さやかちゃんはパッと見中学生くらいの女の子が理想としてる男の子っぽい気がする
明るくて、元気があって、さりげなく優しくて、ちょっとお調子者だけどピンチの時は必ず助けに来てくれる
だから女の子によくモテると思う
バレンタインの時期に友チョコ、感謝チョコ、本命チョコ合わせて山ほど貰ってるタイプ

でも毎年恒例のまどっちのチョコは一番最後に食べるよ

798 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 03:50:14.86 ID:fFA+bu6jO
>>771
あれで女子にモテないわけないですもんね…

「あっ…」
「どうしたのさやかちゃん?」
「いや、何か下駄箱に手紙が…しかも三通」
「まぁ、もしかしてラブレターですか?」
「えっ、いやいや、それはないっしょ~!あたしにラブレター出す物好きなんか…………」
「…さやかちゃん?」
「…どれもあなたの事がずっと前から好きですって書いてある…」
「あら!やっぱりラブレターだったのですね!」
「ラブレターかぁ…どんな人が書いたんだろうね?」
「…………1年○組、○○○美、○○○子、○○○乃」
「えっ?」
「差出人は…女性、なのですか?」
「……みたい」
「あ、あはは…さやかちゃんは後輩の面倒よく見てるもんねー(ま、まさかライバルがこんなにいたなんて…)」
「え、えぇ…確かに、1年の女子の間ではファンクラブもあると聞いてますね…(あぁ、禁断の恋の形がこんなにたくさん…!)」
「はぁ…(あたし、そんなに女の子っぽくないのかなぁ…)」

809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 12:42:27.59 ID:LCh2SeqA0
>>798
俺的には正論をハッキリ言っちゃうさやかは、女の子グループの中で敵も作っちゃいそうな感じ



「またカレシとの別れ話っしょ?ショージキ見てて痛々しいんだけど」
「あー、分かる分かる。あのヒト幾つだっけ?婚期ヤバいから、多少無理してもオトコ捕まえたいんじゃん?」
「いやまずあのヤボったいカッコからどうにかした方がいいっしょ、マジありえねー」

「……めなよ」
「え?」

美樹さやかだった。
「先生の陰口とかやめなよ」
集まっていた女の子たちの、まるで異質な存在を見るような視線が
さやかに降り注ぐ。
「そういうの、見ていて気分よくない」
言うことは言った、とばかりにまどかを誘って席を立つさやか。
ピンク色の少女は一瞬だけ迷った後、女の子たちの視線から青の後姿を守るように
後へ続いた。

「やっぱ、まずかったかな」
いつもの下校風景、騒がしい人の流れの中で、さやかが困ったように呟く。
「いいえ、格好良かったです」
応じる仁美の笑顔は普段通りの柔らかさだ。
対してまどかは、ゆっくりと言葉を選びながら答える。
「うん、カッコよかったよ。……でも、あの娘たちも、そんなに悪気がある訳じゃないと思う」
ぐぬぬ、と難しい顔になって腕を組む青の突撃娘。
「いやー、それは分かってるけどさ、ついね。……そりゃあたしも、授業中サニィサイドアップ↑の硬さの話ばっかはちょっとだけ困るよ?」
まぁ英語よりそっちの方が面白いけど、とさやかは茶化して笑う。
「あんまりケンカ、しないでね」
「うん、心配してくれてんだよね。ありがと、まどか」
そう言って笑い合う二人に、なぜか感極まったように震え始める仁美。
「ああ、やっぱりお二人の絆は……!」
「え、ちょ、なんで走るの!?」
走り出した仁美を追いかけて、さやかも走り始めた。

鹿目まどかは想う。
他人の為に怒れる青の少女が、何より怒ったその理由を。
(さやかちゃんも、好きな人がいるから。)
(さやかちゃんも、きっと失恋が怖いから。)
早乙女先生の辛さが分かってしまうんだろうと、少しだけ胸の痛みを交えてそう思う。
「私、追いてかれるのが、寂しいのかな」
先を走っていくさやかと仁美の後ろ姿を見ながら、一言だけそう吐き出すと
慌ててまどかも走り始めた。



こんなん書いといてアレだけど、ほむほむの転校シーンを見る限り
見滝原の子はいい子ばっかだと思います

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最終更新:2011年08月18日 18:46
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