91-45

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/11(水) 23:32:46.38 ID:PW1lBrxg0 [1/3]
3レス程いただきます。今回はまどさや+誰にするか悩んだ末に今回は仁美ちゃんとほむらさんです。

[はじめてのドライブ]

さやかちゃん「まどかも何とか運転免許ゲットだね。やったじゃん!」
まどかちゃん「うん! わたし一日でも早くさやかちゃんと一緒にドライブしたかったんだよ。これでお揃いだよね♪」
さやかちゃん「よしよし、嬉しい事言ってくれるなぁこの嫁は~。二人運転手居れば交代しながら遠出も出来るからね。そのうち旅行にでも行きたいよねぇ。」

さやかが自動車の運転免許を取ってから半年程遅れてまどかも教習に挑戦。
おっちょこちょいなまどかはかなり苦労したのだが無事何とか合格したのだった。
そんなこんなでまどかの初ドライブには仁美とほむらが招待される事になった。
助手席にはさやか、後部座席に仁美とほむらが座る。

仁美ちゃん「まどかさんなら安全運転してくださりそうですわね。最初のさやかさんの運転は結構危険でしたので…。」チラッ
さやかちゃん「むー…何よ仁美、その目は。」ジトー
ほむらちゃん「大丈夫よ仁美。何だかんだで運転そこそこ慣れてるさやかが横で見てるから心配無いでしょう。」
さやかちゃん「おーし、そんじゃまどかの初ドライブ出発~! あ、車出すのはあたしがやりま~す。」

大きな道に出る前に前後左右を入念にチェックするまどか。
初めて自力で車道に出るのだからガチガチに緊張するのは当然前であろう。

さやかちゃん「ちゃんとミラーも見たね? 左はOKだよ。」
まどかちゃん「よ、よーし…。」

念の為に助手席はさやかがしっかり確認して出来る限りまどかを落ち着かせようと試みる。
そして遂にまどかはアクセルを踏んだ…!

(ドルルル…)(グワン!!)

ほむらちゃん「きゃぁぁっ!?」ゴキッ
仁美ちゃん「痛たた…。ほむらさん大丈夫ですの!?」
ほむらちゃん「ええ、発進した勢いで首が曲がるとは思わなかったけど。どうやら後ろでもシートベルトは必須みたいね…。」

不意の衝撃で後部座席から嫌な音が聞こえたのは気の所為にしておこう。ほむらはそれ程表情を変えずクールに受け流すのだった。

まどかちゃん「わわわ!ごめんなさい!」
さやかちゃん「まぁ最初はオートマでもこんなもんだよ。ほら、しっかりアクセル踏んで。50は出さないと回りに迷惑になっちゃうよ。」

まず最初は50km/h制限の道路から。一応初心者マークがあるのだが出来るだけ周囲のスピードに最低限は合わせたい所。
まどかは思い切ってアクセルを踏むのだが…速度が上がるに連れて心なしか目の輝きが増してゆくようだ。

(グオオオオオン!!)
さやかちゃん「ちょっ!まどか速度出し過ぎ! 70km/hくらいまで落とさないと危ないよ!」
まどかちゃん「大丈夫だよ!この先曲がり少ないから!」

初心者とは思えない程ぐんぐん速度を上げてゆくまどか。
さやかが制止するが、もう何も怖くないといった感じに満面の笑みで答える。

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/11(水) 23:33:44.14 ID:PW1lBrxg0 [2/3]
ほむらちゃん「ねえまどか!ちょっとスピード速いんじゃないの!?」
仁美ちゃん「今何キロですの?」
さやかちゃん「一般道なのに120km/h超えてるよ!危ないってば!」
まどかちゃん「このくらい普通だよ! よーし、一気に二台抜いちゃうよ~♪」

(グワアアアン!!)(キュイイイイ!!)
周りの車の倍近い速度で華麗にハンドルを切って追い越すまどか。勿論車内にはそれだけのGが掛かる訳で…。

ほむらちゃん「きゃぁぁぁ!!」
仁美ちゃん「横揺れですのぉぉぉ~!?」
さやかちゃん「まどかストップストップ!次の信号変わるから落として!」
まどかちゃん「任せて! 行っくよぉぉ!これがわたしの全力全開~!!」

先に見える信号が赤になろうとしているにも関わらず、まどかはブレーキどころかアクセル全開。
その後の緩やかなカーブもタイヤが凄い音を上げながら殆ど速度を落とさずぶっちぎる

さやかちゃん「ぎゃああああぁぁぁぁ!!」
ほむらちゃん「まどかもうやめてぇぇぇぇぇ!!」
仁美ちゃん「まどかさん気を確かにいいいぃぃぃ!!」

………………………………………………♭♭♭………………………………………………

約30分後…見滝原はとっくに過ぎ去り、漸く正気に戻ったまどかは何処とも知れぬコンビニに車を停車させていた。
幸い警察に見付かったりとかはしてないらしいが…。

さやかちゃん「…ぜぇ…ぜぇ…死ぬかと思った…。」
ほむらちゃん「………」プルプルプル
仁美ちゃん「わ、わたくし達…生きてますのね…。ほむらさん…?」
ほむらちゃん「………―――!!」ダダダッ

(おええええええ…)
ドアを開け一目散に駆け出したほむらは何とか歩道の外れまで辿りついたらしい…。
普段どれだけ気丈なクールビューティーであろうと無理も無いだろう。

まどかちゃん「あわわわ…わたし安全運転のつもりだったんだけど…。」
さやかちゃん「何処がじゃぁー!」グリグリグリ
まどかちゃん「痛い痛い痛い~!」

外に出たさやかは容赦なくまどかにお仕置きのぐりぐり攻撃をするのだった。
それから5分程して飲み物を買った仁美がほむらを連れて戻って来る。

仁美ちゃん「大丈夫ですかほむらさん…? お水をお持ちしましたわ。」
ほむらちゃん「…ありがとう…何とか大丈夫よ…。」
まどかちゃん「ごめんなさい…。みんなにいい所見せなきゃって思ってたんだけど…ちょっとハシャぎ過ぎちゃったよね…。」
さやかちゃん「あんたは変に気張らなくていいのよ。まどかはいつものまどかでいいの。理解った?」
まどかちゃん「はーい…。」
仁美ちゃん「まどかさんのお気持ちも理解らなくはないですが、これからは安全運転ですわね。」
ほむらちゃん「帰りはタクシーで帰ろうかしら…。」
さやかちゃん「ごめんごめん、帰りはあたしが運転するからさ。」

………………………………………………♭♭♭………………………………………………

帰り道…さやかが思いの他安全運転なので仁美とほむらもホッと一息付く事が出来たようだ。

さやかちゃん「しっかしまどかってばさー、ハンドル握るだけであんなにキャラ変わるなんて思わなかったわ♪」
まどかちゃん「もう忘れてよぉ~。わたしもう危ない事しないもん。」
仁美ちゃん「裏を返せばまどかさんって実はとっても野生的な面を隠してらっしゃるのかもしれませんわよ?」
ほむらちゃん「成る程…ハンドルを持つとまどかの本性が現れる訳ね。」
まどかちゃん「ううー…。」

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/12/11(水) 23:35:04.86 ID:PW1lBrxg0 [3/3]
信号待ちで停まった所でさやかは助手席のまどかに左腕を伸ばして頭に手を置いた。

さやかちゃん「反省してるんでしょ? まどかはいい子なんだから。」ナデナデ
まどかちゃん「うん…。えへへ、さやかちゃん大好き♪」

さやかの腕を伝ってまどかは運転席へと身を乗り出す。そしていつものように全身でスキンシップを取るのだった。
肩にまで腕を回したまどかはほっぺたまでスリスリとくっつけてみたり。

さやかちゃん「ちょっ!くすぐったいっつの!」
仁美ちゃん「あっ、信号変わりますわよ!」
ほむらちゃん「ふぅ、運転中のイチャイチャは考えものね…。」

慌ててアクセルを踏むさやかと助手席に戻るまどか。
またちょっと危なっかしい場面がありながら、四人は無事見滝原へと帰還するのであった。

[はじめてのドライブ]

おしまい。遅くなりましたが>>1乙なのです~。

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最終更新:2015年10月20日 22:40
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