34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/28(火) 18:44:53.29 ID:qFAPqvye0 [1/4]
冬の寒い日。
鹿目家にて、あたしはまどかと一緒に炬燵でバラエティー番組を見ていた。
炬燵の上にはミカン。
いかにも冬の日本の光景である。
さ「あはは…何このお笑いネタ、ありえなーいw」
ま「うぇひひ。でもさやかちゃんの親父ギャグのほうがおもしろいよ!」
さ「サンキュ…でも親父ギャグを褒められても素直に喜べないような…」
ま「?」
マ「ただいまー!お!…さやかちゃんいらっしゃーい」
さ「詢子さん、お仕事おつかれさまです」
マ「おぅ!…ほぉ、二人とも炬燵に入ってるのか。どれ、私も入れろーと♪」
詢子さんが炬燵でゆったりとくつろげるスペースを作るため、
あたしは反対側へと足を移動させる。
~こんな感じ~
ま
テレビ [コタツ]マ(詢子)
さ←
ま「きゃ」
さ「あ、ごめん」
移動した先で、まどかの足にぶつかってしまう。
ただまどかも嫌がる素振りはなかった(むしろ足を絡ませてきたくらい)ので
あたしも足をそのままにしておく。
ま、親友だもんね。当然か…。
35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/28(火) 18:47:32.28 ID:qFAPqvye0 [2/4]
『み・か・ん・む・こ・う・か?』
足の指を使ってまどかの太ももにそう文字を書いてみる。
すると、まどかはびくっとしてこっちを見てきた。
『み・か・ん・む・こ・う・か?』
もう一度足の指先でゆっくり文字を書くと、まどかもようやく理解したようで
足の指をあたしの太ももにあててきた。
『あ・り・が・と』
『あ・ー・ん』
そう文字で伝えつつ、向かい側に座っているまどかの口にミカンを放り込む。
ぱくっ。
…。
『お・い・し・い』
すぐに返事が返ってくる。
さ「あははー」
ま「えへへー」
マ「ん?…二人とも私の知らないところで何かやってるなー」
二人「そんな事ない(です)よー♪」ニコォ
別に詢子さんに知られたらまずいような事を伝えてるわけではないけれど
あたしとまどかはこの足でのやり取りを続けた。
なんとなく楽しかったから…。
36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/28(火) 18:50:38.01 ID:qFAPqvye0 [3/4]
しばらく後―
ま「さやかちゃん…///」
さ「ん?」
まどかが妙にモジモジしながらあたしに指をあててくる。
なんだろうか。
『だ・い・す・き』
あたしの太ももにそう書くと、まどかはすばやく足を引っ込める。
さ「///!?」
ま「えへへー///」
まったく、そういうのは好きになった男の子に言いなさいって///
…。
……。
でも…。
あたしは足を伸ばしてまどかを探す。
―見つけた。
『だ・い・す・き』
まぎれもないあたしの本心。
直接言うのは恥ずかしいけど、文字でだといいよね。
それに手紙と違って残るものでもないし…。
37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/01/28(火) 18:52:55.73 ID:qFAPqvye0 [4/4]
…んー///
あれ?
おかしいなぁ。
まどかの奴、目だった反応がないや。
もっと顔を赤らめるとかしてくれてもいいのになー。
もう一回伝えてみようかな。
『だ・い・す・き』
マ「ははーん♪」
一人でもやもやしてると、突然あたしの太ももに足が当たった。
そしてさっきまでのまどかとは違い、すらすらと文字が書かれる。
『そういうのは・くちで・いえ』
さ「ふぉ?///」
詢子さんがウインクして立ち上がる。
さ「な!?」
ま「…?」
マ「どうやらさやかちゃんがまどかに口で伝えたいことがあるらしいぞー。
それじゃあ私はそろそろ部屋で仕事をしないとな。ガンバレー」
さ「…!!」
おしまい
ちょっとお行儀が悪いやりとりだったけど友達だし別にいいよね(汗)
最終更新:2015年10月23日 00:21