948 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 22:24:17.57 ID:tAlPNNRB0
暴走気味に書いた
この日教室はなんとも言えない空気に包まれていた
誰か何か言えよ…、いや、無理という会話をクラスメイトが視線で交わす
何でこんなことになったのか。
「さやかちゃん大好きっ!」
「あたしもだよまどか」
全てこの二人のせいである。
しばらく学校を休んでいたさやかが
久しぶりに登校してきたと思ったら
誰もがビックリ、まどかと腕を組んで歩いてきていた。
どう見てもカップル
しかも授業中でもまるで自重なしに
さやかの膝の上にまどかが座っている。
一体全体どうしてこうなった、とクラスメイトの誰もが思っているが
この二人にとってはどこ吹く風である。
さやかが魔女化したのをまどかの愛の力で救って以来
まどかはさやかが消えるのが怖くなりずっと一緒いたいと思ってる上に
子供の頃から秘めていた恋心が爆発した。
さやかはそばにいてくれている本当に大事な人を自覚した
この話は割愛というか誰か書いてくださいお願いします。
949 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/21(日) 22:25:40.18 ID:tAlPNNRB0 [10/10]
「あの鹿目さん、美樹さん……授業中なのでそろそろ……」
教師の和子がさすがにこれはマズイと踏んだか
二人を離そうとするが
「いやです! さやかちゃんと離れたくない!」
「先生、あたし達を引き離そうとするなんて酷いですよ!」
「えー……」
まさか非難の言葉が来ると想定しておらず
二人のあまりの気迫に一歩後退させられる。
たかが席を離れるだけなのに何この悲壮感。
「まどか、キスしていい?」
「勿論だよ」
「ちょ、ストップストーーーーップ!!」
授業中こんなとこで何をするつもりこの子達はと
マジでキスする1秒前にどうにか止める。
「先生さっきからおかしいですよ」
「おかしいのはあなた達です!」
ぜーはーと息を切らして怒鳴るが
二人はぎゅっとお互い抱き合ったままである
その瞳からは絶対に離れないという決意を感じる。
「はぁ……」
どうしたものかと思案していると
キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴った、お昼休みである。
「終わったー!」
「さやかちゃん、今日お弁当作ってきたんだ」
「おお、さっすがあたしの嫁」
「えへへ……あ~んして食べさせてあげるね」
そう言いながら腕を組んで教室を出て行く二人
「……疲れた……」
思わず和子は膝をついた。
教室を見渡すと砂糖と砂を吐ききった累々たる屍の山
負けるな和子先生、挫けるな和子先生
このバカップルの精神攻撃は卒業まで続くのだ。
終わり
最終更新:2011年09月01日 17:51