693 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 09:26:30.65 ID:12GST3OH0
25くらいになってお互い子供抱いて世間話するような未来もあったはずだ
716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:05:27.46 ID:iE08Om+p0
>>693から御神託が…SS投下します!
それはあったかもしれない世界のお話…
「やっほー、まどか!遊びに来たよー!」
「あっ、さやかちゃんいらっしゃい!」
「まどかお姉ちゃん、こんにちはー!」
「○○君もよく来たね、こんにちは」
「あのさまどか、もうお互いいい年なんだからちゃんはやめてよー!この子の手前もあるんだから」
「あっ、ごめんね。いつもの癖が出ちゃった…ウェヒヒ」
「ママ、お客さん…?」
「おっ、○○○ちゃん、大きくなったねぇ!」
「○○○ちゃん、こんにちは!」
「あっ、さやかお姉ちゃんに○○君!」
「お姉ちゃんか~…○○○ちゃんはいい子だねぇ…なんか気分いいからお小遣いをあげちゃおっかなー?」
「もうさやかちゃんったらまた○○○を甘やかしてー!」
「わわわ、ごめんごめん!」
「ママ達いつも仲良しさんだねー」
「だねー」
717 名前:716続き[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:08:41.74 ID:iE08Om+p0
††
「○○○ちゃん、遊ぼうー!」
「うん!」
「気をつけなよー…はぁ、子供はほんとに元気一杯だね」
「そうだねー…私時々あの子に置いてかれちゃうよ…」
「いや、それはまどかがどんくさいだけでしょ?」
「ひ、ひどいよさやかちゃん!私どんくさくないもん!…………昔に比べたら、だけど」
「それやっぱしどんくさい…」
「ちーがーうーのー!」
「ははは!そんなムキにならないならない!っと、そうだ…ねぇ、まどかにはこれ届いた?」
「あっ、これ仁美ちゃんからの手紙…うん、私にも届いたよ!中の招待状にもちゃんと出席しますって書いて返信したし」
「おぉ、そっかそっか!いやぁ、もしまどかが来れなかったらどうしようとか思っちゃってさ…今日は遊びついでに確認しに来たってわけ」
「えへへ、行くに決まってるよ。だって仁美ちゃんの旦那様…上条君の晴れ舞台だもん」
「あいつも今や世界的ヴァイオリニストだもんねー…幼なじみのあたしとしては鼻が高いよまったく」
「初恋の人としてもでしょ?」
「ぶっ!?あ、あんたね~…」
「ウェヒヒ…」
718 名前:717続き[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:09:47.91 ID:iE08Om+p0
「マ、ママー!」
「あれ、どうしたの○○○?」
「○、○○君に…プロポーズされちゃった!」
「えぇっ?」
「そんなこと言ったの○○?」
「うん!○○○ちゃんは僕のお嫁さんになるのだー!って」
『…………』
『ママ?』
「いやぁ、血は争えないね!あははは…」
「そういえばさやかちゃんもよく私を嫁にするって言ってたよねぇ…私、実はあの時本気にしてたんだけど」
「えぇっ!?あ、あんた実は両刀…「ウェヒヒ、嘘だよー!」…まぁどぉかぁぁぁぁぁぁっ!!」
「きゃー!ごめんなさーい!」
「いいや許さんぞー!」
「きゃー!」
「ママ達ほんとにいつも仲良しさんだねー」
「うん!」
「えへへ、さやかちゃん大好きだよー!」
ザッ…
「それは不倫か、不倫宣言なのかー!?」
ザザッ…
「ウェヒヒ…どうだろうね?でも私、幸せ」
ザーーーーーーーーー!!
ブツンッ…
719 名前:718続き[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:13:01.21 ID:iE08Om+p0
††
「…………」
「神様、大丈夫ですか?」
「はい…ありがとうございます、織莉子さん。いい夢が見られました」
「…………」
「これで明日も頑張れる…さやかちゃんと私がああして笑える未来があったってだけで十分過ぎる…」
「…1つ聞いてもいいかしら?」
「なんですか?」
「なぜあなたは…美樹さやかが魔法少女だった世界を全てなかったことにしたの?彼女が魔法少女なら…いつかはこちらで共に過ごせるのに」
「私はさやかちゃんに幸せになってほしいんです。そしてそれは…魔法少女になんかならなくても叶えられる。だから私はあの時…間違えたんです」
††
「さやかちゃん…私、やっぱりダメ」
「えっ?」
「さやかちゃんが上条君を思ってした祈りは間違ってなんかいない。ううん、むしろ正しい…だけどこんなの…やっぱりダメ」
「まどか、あんた何言って…」
「だから…私、間違えるね?さやかちゃんの祈り、願い…全部なかったことにするよ」
720 名前:719続き[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:14:32.31 ID:iE08Om+p0
「なっ!?ど、どうしてよっ!?あたしが魔法少女にならなきゃ恭介は…」
「治るよ」
「えっ…?」
「今は確かに無理…でも上条君の腕は未来で必ず治るの。それは何年後ってお話になっちゃうけど…さやかちゃんが魔法少女になる必要なんてないんだよ」
「で、でも…」
「だからさやかちゃんは自分を卑下しなくていい…自分はゾンビだなんて思わなくていい…幸せになれるんだよさやかちゃんは…」
「あ、あんたはそれでいいの…?」
「いいの…さやかちゃんの幸せは…私の幸せだから」
トンッ…
「あっ…!?」
「さやかちゃん…私ね…………あなたのことが大好きでしたっ…ずっとずっと愛してましたっ…」
「そんなことっ…言うくらいなら泣いてまであたしの幸せなんか祈らないでよっ!一緒にいたいならそう言ってよ!まどか、あたしは…!」
「バイバイ、さやかちゃんっ…」
「まどかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
721 名前:720続き[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:18:05.84 ID:iE08Om+p0
††
「さやかちゃん…幸せになってね。私はさやかちゃんの幸せをずっと守り続けるから」
『恭介!ほら、今日が最後のリハビリなんでしょ?』
「私は今最高に幸せだよ」
『ありがとう、さやか。やっとここまで来れたんだ…これもさやかのおかげだよ』
『そ、そんなあたしは…』
「さやかちゃんが幸せである事…それが私の願いで祈りだから」
『だから…これからも僕を支えてくれると嬉しい』
『えっ…そ、それってもしかして…』
「後悔なんて…」
『…結婚、しよう。さやか…』
『っ…は、はいっ…!』
「あるわけ、ない…」
以上です。
まどかちゃんはもしかしたらこういう選択もしたのかもしれないと思ったのでSSにさせていただきました…上げて落とすみたいで恐縮ですが。
最終更新:2011年09月14日 00:13