154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 21:34:35.28 ID:AzoufTlW0
そしてまどかの姿をした小さな人形を常に持ち歩くようになったさやか
周囲はそれを見て涙に暮れるがさやか本人は幸せそう
時々人形に話しかけては笑っている
あれ? なんか鬱な、ような・・・
158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 22:06:08.01 ID:woMZf6Y4O
>>154
こんな感じですかね…
「まどかー、今日はいい天気だねー?」
『そうだねさやかちゃん』
「こんな日はやっぱりお出かけ日和だよね…いや、むしろデート日和か」
『っ!?さ、さやかちゃん!デートだなんてそんな…』
「へへ、照れない照れない。あたしはまどかが好きでまどかはあたしが好き、好き同士が出掛けるならそれはやっぱりデートなんだよ」
『ううっ…なんか恥ずかしくなってきちゃったよ…』
「あぁ、ほんとにまどかは可愛いなぁ!さすがあたしの嫁!」
『ウェヒヒ…ありがとう』
「お礼なんかいいって!」
あの子…
確か…
かわいそうに…
「んー?なんか今日は視線を感じるなぁ…もしかしてあたし達がかわいくて見とれてるとか?」
『さやかちゃ~ん…』
「じょ、冗談だって!」
「……さやかさん」
「やぁ、仁美!あんたもお出かけ?あっ、もしかして誰かとデートですか~?」
「……お願いです、さやかさん。目を覚ましてください」
「…?目を覚ますって、あたしは眠ってなんかいないよ?」
「っ…さやかさん」
「あれ?どしたのまどか、黙っちゃって…あー、もしかして焼きもちかい?もうキスしてあげるから機嫌直してよー」
「さやかさんっ!!」
「わっ…な、何よ急に大きな声だして…」
「ま、まどかさんは…もう亡くなってるんです!!さやかさんも見たでしょう!?私達の前で、し、死んで、しまったまどかさんを…!」
「……何言ってんの仁美?まどかならここにいんじゃん。まどかならあたしに抱き締められて笑ってんじゃん」
「それは…人形ですっ…!さやかさん、いい加減にお認めになって…「…るさい…」っ!」
「うるさい…うるさいうるさいうるさい!!」
「……」
「まどかは生きてるっ!!死んでなんかいない!死んでなんかいない死んでなんかいない死んでなんかいない死んでなんかいない死んで、なんか…」
「さやかさん…」
「やだ…やめてよっ…思い出させないでよぉ…まどかは、まどかはぁ…あ、ぁあ…うわああああああああああああああああああっ!!!!」
「すいません…ですがどんなに残酷でも…まどかさんはさやかさんのこんな姿を望みません、から…」
「まどかぁ…まどかぁ、まどかぁ…なんでいないのよ…あんたはなんで…あたしの隣にいないのよぉっ!!」
「ううっ…」
「返してよ…誰かまどかを返してよ…まどかを…返してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
最終更新:2011年09月17日 05:20