409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 00:01:37.74 ID:qzEkFNU90
いちゃいちゃ書いた
「あれ・・・? あたし、どうしたんだっけ?」
「・・・ゃん」
「何か聞こえる・・・?」
「・・・かちゃん」
「この声・・・!」
「さやかちゃん・・・聞こえる?」
「聞こえる! 聞こえるよ、まどか!」
「ああ、よかった・・・倒れてから目を覚まさなかったから、心配しちゃったよ」
「ごめん。なんだかボーっとしちゃってさ。ずっとついててくれたの?」
「うん・・・さやかちゃんが目を覚ますまで、ずっと待ってるつもりだった」
「そうなんだ。ありがとうね、まどか。・・・あれ? もしかしてまどか、なんか怒ってる?」
「うん・・・ちょっとね・・・さやかちゃん、大変だったんだよ?
急に私に向かって剣で斬りつけてきて・・・」
「えぇ!? あたし、そんなことしたの!?」
「うん・・・。何度もさやかちゃんって呼んだんだけど、全然聞こえないみたいだった・・・」
「ご、ごめん・・・。全然覚えてないや。何であたし、そんなことを・・・」
410 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/03(土) 00:07:55.20 ID:8eVDIQJA0 [2/2]
「なんだか私のしていることが気に入らないみたいだった。私のしていることは、みんなのためになるはずなんだけど・・・」
「うん・・・魔法少女なんだから、あたしたちは人のために戦ってるんだもんね。
本当にごめん。覚えてないとはいえ、まどかにひどいことして」
「ううん・・・いいの・・・それより、私こそごめんね? さやかちゃんの攻撃を避けようとして腕を振ったら、
それがさやかちゃんに当たっちゃったの・・・それでさやかちゃんさっきまでずっと倒れてたんだよ・・・」
「あーそういうこと。いいのいいの気にしなくて。あたし体だけは丈夫だし、なんだか倒れる前より強くなったような気もするよ」
「うん・・・さやかちゃん、なんだか大きくなったみたいだね。かっこいいよ・・・」
「え? そう? いやー照れますなー。でもまどかもさ、ずいぶん大きくなっちゃって。
まどかがあたしより大きくなる日が来るなんて思いもしなかったよ」
「ウェヒヒ・・・。ねぇ、さやかちゃん・・・」
「なーに? まどか」
「ずっと一緒にいてね・・・?」
「もちろん、まどかはあたしの嫁だからね!」
それは、二人の魔女の誰も知らない睦言。
最終更新:2011年09月26日 17:57