7-588

527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 16:27:38.58 ID:mjaADIL/O
SIRENのSDKさやかと美耶子まどかもありだな、かなり鬱だけど
姿形はないけど最終的に永遠に一緒っていうのは幸せなことなんだろうか
おりこ後にまどかの復活を願ったさやかの姿は
いつか美耶子を村の外へ連れていくという約束を果たすため屍人を倒し続けるジェノサイダーみたいな暗くて悲しい一途さがあると思う

534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 17:28:54.57 ID:E07vXBrfO
ちょっとした事で喧嘩して、謝って、また仲良くなっていく
いいよねそういう関係


>>527
頭の中で少し前のネタと科学反応起こした
コレが神託か

今日中に書き上がる……といいな

588 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 23:38:05.06 ID:E07vXBrfO [2/3]
>>534だけど何とか書けた
頭痛いから寝る



「はい、まどか。グリーフシード取ってきたよ~」
「さやかちゃんありがとう。でもさやかちゃんは大丈夫なの? さやかちゃんにも必要なんでしょ?」
「あはは! 大丈夫だって! ほら、綺麗でしょ?」
穢れのない輝きを放っている宝石、自身のソウルジェムをさやかは見せた。
まどかはそれを見て安心した様に微笑んだ。

「じゃあこれは私が使うね?」
「その為に取ってきたんだから、使って使って」
「うん」

まどかが黒い濁りのある宝石を胸に近づけると、ゆっくりと体に吸い込まれていった。

「よーし、これでまどかの寿命がまた延びたね」
「うん。ごめんねさやかちゃん」
「だーから、気にしなくて良いって。まどかの為なら頑張っちゃうよ私」
「でも、私のせいでさやかちゃんは魔女と戦う事になったんでしょ」
「まあ、そうだって言えばそうだけどね。でもねまどか、私はまどかと一緒に居たいんだ。
まどかに会えなくなるなんて嫌だった、ずっと傍に居て欲しい。
冷たくなっていくまどかを抱き締めていたとき、どれだけまどかが大切な存在なのかわかって、
絶望に私は包まれた。あのときの絶望に比べたら、魔女との戦いくらいどうってことない!」

まどかが死んだときの事を思い出しながら辛そうに、魔女については明るく力強く言った。
自分にとってまどかが最も大事なのだと解って貰うために語った。

「……ありがとう、さやかちゃん。私も、さやかちゃんとずっと一緒に居たい」
微笑みながら、静かに涙を流した。
そんなまどかをさやかは黙って抱き締めた。

「……私、さやかちゃんが傍に居てくれるだけでいい。本当は絶対に戦って欲しくない」
「うん」
「でもさやかちゃんが私に死んで欲しくないのも解っているつもり。私も死んで欲しくない、傷付いて欲しくないから」
「……うん」
「だから戦って欲しくないんだけどね」

まどかも腕を回し、二人は強く抱き合った。

「暖かいね」
「うん、生きてるからね」
「さやかちゃん、暖かくて、気持ちいい」
「もういい時間だし、このまま寝ちゃおっか」
「うん。寝ちゃおう」
「おやすみ、まどか」
「おやすみ、さやかちゃん」

590 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 23:39:08.31 ID:E07vXBrfO [3/3]
「おはよう、まどか」

朝、まだ眠っているまどかを起こさないようにそっと頭を撫でていた。

「さて、行きますか」

一頻り撫でた後、家を出て行く。

「やあ、さやか」
「キュゥべぇ、今日は魔女? それとも魔法少女?」
「今日は魔女だよ」
「そう。じゃあ案内して」
「わかったよ」

キュゥべぇの先導で進む。

「昨日は魔女に成らなくて残念だった?」
「まあね。でも君に、手当たり次第に狩られるよりましさ。協力関係になれてほっとしてるよ」
「探し回らなくていい分私も楽でいいね」
「もう長い付き合いだけど、これからもこの関係が続くように祈ってるよ」
「長いって、どんだけ経つっけ」
「君が魔法少女に成ってから百年経つよ」
「もうそんなにか」
「着いたよ」

魔女の結界の前に来ても、さやかにはなんの気負いもなかった。

「よーし。さっさとまどかにグリーフシード渡そっと」





「私とまどかはずっと一緒」

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最終更新:2011年10月02日 21:47
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