294 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 18:49:33.40 ID:O8OXLfGd0 [4/7]
今日もまどさやするするか というわけでSS投下
―――ある夏の日の出来事―――
さ「くっそぅ 痒いなぁ! いつの間にか蚊に食われちゃったよ」
ま「大丈夫さやかちゃん? あんまり掻くと傷になっちゃうよ」
さ「うん それは分かってるんだけどさ でも、やっぱ我慢できないというか・・・(ポリポリ」
ま「痒み止めも持ってこればよかったなぁ・・・ 絆創膏くらいしか持ってきてないよ(ションボリ」
さ「こらこら そんな事で落ち込まないの 家に帰るまでの我慢なんだから(ポリポリ」
ま(我慢できて無いよ・・・さやかちゃん・・・・・・)
ま「・・・ねぇ さやかちゃん」
さ「ん 何、まどか?(ポリポリ」
ま「えっとね もしかしたらさやかちゃんの痒みを止めれるかも知れない方法思いついたの」
さ「へぇ 民間療法的な?(ポリポリ」
ま「うん、そんな所 わたしの背じゃ咬まれた首筋まで届きにくいから ちょっと屈んでくれないかな?」
さ「(何するんだろ・・・)こんなもんでいいかな?」
ま「えっへへ/// それじゃあいくね(カプッ」
さ「えっ――――」
ま「ちゅううううううううううううううう」
さ「」
さ「ちょ、ちょ!ちょ? ちょっとまどか何してんの!?」
ま「―――っぷはぁ! ごめんね驚かせちゃって」
さ「い、いや それはいいんだけどさ」
ま「痒いのは蚊の毒のせいだから 吸い出せば痒くなくなるんじゃないかなって」
さ「あー・・・なるほど・・・・・・」
ま「そ、それにね 唾液には消毒作用があるっていうし」
さ「まぁ、確かに―――もう掻く気は無くなったかな?」
ま「本当? それじゃあちゃんと効いたんだね うぇへへ///」
さ(まどかはこれが『素』なんだよね――― これ、どう見てもキスマークなんだけど・・・)
さ「―――まっ、いっか 痒みも止まったし 早く帰ろう、まどか! 今日は知久さんの手解きであたし達が晩御飯作るんだから!!」
ま「うん! 美味しいものつくろうね さやかちゃん!!」
―――おしまい―――
816 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/16(金) 23:38:31.29 ID:ffvSY9HL0 [10/11]
ギリギリ今日中に間に合った >>294の続き
―――後日談(というか翌日)―――
さ「いやー 夏はやっぱこれだねぇ」
ま「だねー」
仁「夏の日差しに、冷たいプール・・・ 気持ちいいですわね」
さ「うちの学校、結構いい設備だもんねぇ プール開放様様だわ」
ま「ほんと助かるよぉ わたしのお小遣いだと市民プールの入場料も馬鹿にならないし・・・」
仁「まどかさんのお小遣いは月に2000円ですものね」
ま「ごめんね 仁美ちゃんも、さやかちゃんも、わたしに合わせてくれて」
仁「とんでもありませんわ まどかさんがいない海やプールなんて楽しくありませんもの」
さ「そうそう あたし達みんなで来るから楽しいのよ ―――そりゃ!」
ま「きゃっ! もうっ さやかちゃんは抱きつき魔なんだからぁ」
さ「ただの抱きつき魔じゃないぞぉ! 去年からどれだけまどかが成長したか さやかさんがボディチェックしてあげよう!!」
ま「それならわたしだってさやかちゃんのボディチェックしちゃうんだから!」
さ「おおおっ!? やり返してくるとはまどかも成長してるね!」
仁(うふふ 相変わらず、お二人は仲が宜しいですわね)
さ「慎ましやかに見えてちゃんと成長してるなんて けしからん、けしからんぞぉ!」
仁(・・・・・あら? 何か、さやかさんの首筋に付いてらっしゃるような――)
ま「わたしだって知ってるんだから! さやかちゃんの"これ"最近またサイズ変わったでしょ!!(ムニュゥ」
仁(怪我か何かなら、傷薬と絆創膏でも差し上げないといけませんわね)
さ「ひゃん!? ま、まどか ちょっとそこは駄目だって―――」
仁「――あの、さやかさん ちょっとよろしいでしょうか?」
さ「っちょ、ちょっとストップ! まどかストップ!!」
ま「ウェヒ?」
さ「ごめん ちょっとはしゃぎすぎちゃった どうしたの仁美?」
仁「さやかさんの首筋を少し見せていただけませんか? 怪我をなさっているかもしれません」
さ「首筋・・・・・あっ ひょっとしてこれの事?」
仁「えぇ それですわ―――」(って、えぇっ!? これは・・・・・キスマーク!!?)
さ「いやー 昨日まどかにつけられちゃってさ あっははは」
仁「!? ま、まどかさんにですか・・・?」(私の知らない所で、お二方は既に一線を越えてしまいましたの!?)
ま「うぇへへ/// さやかちゃんが我慢できないみたいだからしてあげたの」
仁「が、我慢できないさやかさんに・・・・・ですか(ゴクリ」(いけません!いけませんわ!!女の子同士でなんて それは禁断の愛の形ですのよ/////)
さ「まさか本当に効くとは思わなかったけどね」
ま「わたしもあんな事するの初めてだったから、ちゃんと効き目が会ってよかったよ」
仁(まどかさんとさやかさんは、既に身も心通じ合っていますのね・・・・・それなら―――)
仁「わかりましたわ!」
さ「えっ?」
ま「えっ?」
仁「例え禁断の愛だったとしても祝福します!応援しますわ!! だって私はお二人の親友なんですもの!」
さ「ひ、仁美?」
仁「心配いりませんわ 私、いえ志筑家の力を持ってお二人の仲を存分にサポートさせていただきます」
ま「え、えーっと・・・」
仁「そうと決まれば早速ですわ まずは家にカメラを取りに帰らなければいけませんわね」
さ(仁美ってたまに別の世界行っちゃうんだよね・・・)
ま(美人で、お嬢様で、頭も良いのにね・・・)
仁「うふふ お二人の愛の軌跡は この私、志筑仁美が余す所無く補完いたしますわ!」
さ「まぁ・・・よく分かんないけど、思い出を残すのはいいかもね」
ま「うん 後で見返したらきっと楽しいよ!」
仁「そうでしょうとも!そうでしょうとも!! あぁ、この胸の高鳴り・・・・・これは来ましたわね、キマシタワーが来ましたわ!」
それはまだ、まどかとさやかが自分の気持ちを自覚していなかった頃の話
しかし 二人に誰より近かった仁美ちゃんだけは、一足先に二人の無自覚な想いに気が付いたのでした
これから先、仁美ちゃんのアルバム『愛の軌跡』はたくさんの思い出で彩られる事になります
これは、その最初の1ページ目のお話・・・・・
―――おしまい―――
最終更新:2011年10月22日 20:06