「ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデーディアまどかー…ハッピーバースデートゥーユー」
「……」
「おめでとう、まどか。これであんたも15歳だね…起きたらびっくりするよー、なんせ14飛び越して15になっちゃってんだから」
「……」
「だからさ、早く起きなよ。このままじゃ20、30って歳とって、あっという間におばあちゃんになっちゃうよ?」
「……」
「あっ、そうだ!今日は誕生日だからまどかの大好きなクリームシチュー作ってきたんだよ!それと~…じゃーん!ケーキも手作りしちゃいましたー!作るの初めてだからちょっと焦げちゃってるけど勘弁してよ?」
「……」
「ここに置いておくから起きたら食べてね?さやかちゃんの自信作なんだから」
「……」
「それとプレゼントだけど…えっと、ごめん!迷ってたら結局何も買えなかった!」
「……」
「だからこんなもので悪いんだけど受け取ってくれるかな…えっと、マフラーなんだけど…一応、手作り」
「……」
「ほんとはクリスマスにあげようと思ったんだけど今年はなんか寒いし…ちょうど出来てたからあげようかなって」
「……」
「いや、手芸部のまどかには負けるけどさぁ…出来たら着けてほしいな」
「……」
「あっ、もうこんな時間!ごめんね、長々と!じゃあ後はパパやママ、たっくんとごゆっくりね~!」
ガラガラ、ピシャン
「……よし、行こう」
††
「わー…こりゃまたたくさん集めたねー。でもあたし1人相手にするのに大袈裟じゃない?」
「魔法少女狩りの犯人であるあなたを確実に殺すためよ。あなたに殺された魔法少女達の無念、ここで晴らさせてもらうわ!!」
「魔法少女狩りねぇ…あたしは魔女を狩ってるだけなんだけど」
「魔女はあなたよ、美樹さやか!あなたのしでかした罪を私達は…」ザクッ、ゴトン
「私達は…何?」
「ひっ!?」
「リ、リーダーが一瞬で首を…」
「あーあ、もったいない事しちゃった。グリーフシードを産む前に殺すなんてミスったなぁ」
「な、なんなのあいつ…化物っ…!」
「まっ、いいか…代わりいっぱいいるし…ね?」
グシャ、ブシュッ!
「ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデートゥーユー…ハッピーバースデーディアマドカー…ハッピーバースデートゥーユー…アハッ、アハハハハハ!!」
ほのぼのだと思った?残念、おりこ後鬱話でした!
最終更新:2011年10月11日 22:46