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じゃあ魔女になる前に一緒に心中エンドとか…いや、駄目だ、どちらか片方だけ生き残って絶望するところしか想像できない…

「まどか…なん、で」
「ご、めんなさい…でもわたし、やっぱりさやかちゃんを殺すなんて、できない…げほっ、ごほっ!!」
「ま、まどか!!」
「さ、さやかちゃん…幸せになってね?きっとさやかちゃんなら…正義の味方になれるから…」
「そ、そんなの…」
「えへへ……わたしね、1つだけさやかちゃんに秘密にしてたことがあるの…」
「えっ…」
「わたし…さやかちゃんが大好き…だよ…」
「っ…!!」
「やっと言えた…ありがとうさやかちゃん…わたし、幸せだっ―」パリン…
「まどか…?ね、ねぇ…嘘でしょ?嘘だよね?」
「…………」
「し、知ってるよっ…さっきの言葉がどういう意味かもわかってるよ!!ちゃんと答え返すからっ…だから目を開けてよまどかぁ…うあっ、うわああああああっ!!」


「あ、ぐうっ…」
「さやかちゃんっ!?なんで、どうして剣を下げたのっ!?」
「いやー…やっぱりあたし、嫁には…手出せないや…」
「さやかちゃん!」
「で、でも…1人いなくなればその分負担も減るし…まどかは、生きていけるよね…?」
「そ、そんなのやだ!!さやかちゃんが死んじゃうならわたしも…」
「後追いなんて許さないから…」
「…!」
「何のためにこんなことしたか、わかんないじゃん…あたし、まどかには生きてほしい…」
「さやかちゃん…」
「へへ…後さ恥ずかしくてあんまり言えなかったけど…あたし、まどかが大好―」パリーン
「さやかちゃん?……やだ、やだよっ…目を開けてよさやかちゃん!」
「…………」
「さやかちゃん、さやかちゃん、さやかちゃんっ!!いやあああああああっ!!」

どっちも容易に想像できちゃうのが一番切ないと言うか何と言うか…

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最終更新:2011年10月21日 21:58
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