9-306

306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/21(水) 19:51:27.87 ID:1xaRC1HpO [4/4]
帰ってこれたー!
ではではさっそくまどさやSSを

ゴォォォォォォ…

「ううっ…すごい風…ママとパパもまだ帰ってこれないって言ってたし…」

ビュォォォォ!!ガタン!

「きゃあっ!?ふぇぇ…怖いよぉ…こんな夜にひとりきりなんて…」

ガタガタ…

「さやかちゃんに電話しても繋がらないし…もう寝ちゃおうかな…」

……ピンポーン

「……えっ?」

ピンポンピンポーン

「誰、だろう…こんな日に」

ピンポンピンポンピンポーン

「あっ、とにかく開けてあげなきゃ!」

パタパタ…ガチャ

「はい、どなたです…か…」
「や、やっほー…まどか無事?」
「さ、さやかちゃんっ!?どうして…」
「いや、まどか朝に今日はおじさんもおばさんも出かけるって言ってたでしょ?午後には台風来るからもしかしたら足止め食らってまどかが1人になっちゃってんじゃないかなー……って思ってさ」
「それで、来てくれたの?こんなにすごい風なのに…」
「いやー、まどかが泣いてるんじゃないかって思ったらいてもたってもいられなくて、危ないとか考えてなかったよ。携帯も忘れちゃったし……って、わっ!?」
「…………」
「ど、どしたの急に抱きついて?」
「……ありがとう、さやかちゃん。わたし、すっごく嬉しいよっ…」
「…あはっ、そんなに喜んでくれると来たかいあったね。とりあえずおばさん達が帰ってくるまでは一緒にいるよ。もしもの時は泊まってくし」
「本当?」
「もちろん!嫁を寂しがらせちゃ旦那の名が廃るからね~」
「えへへ…じゃあ早くわたしの部屋に行こうよ!」
「わわっ!そんなに引っ張らなくてもあたしは逃げないよー!」

いつの間にかわたしの心から恐怖は消えていました。
それよりさやかちゃんがこんな雨風の中わたしの為に来てくれた事が嬉しくて…
その日結局泊まってくれたさやかちゃんと一緒のベッドで寝た時に感じた温もりはとても暖かくて、安心して眠る事が出来たのでした…

以上です!
さやかちゃんはまどかちゃんのためなら本当にたとえ火の中水の中な気がしますね

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最終更新:2011年10月22日 20:39
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