489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 20:42:09.45 ID:TIzTnaxXO [2/6]
「まどかー!」
「さやかちゃん、おはよー!」
「いやー、ごめんごめん!ちょっと寝過ごしちゃってさ」
「ううん、わたしも今来たところだし全然待ってないよ!」
「よかったー…じゃあ、行こっか」
「あっ、さやかちゃん……その」
「……もう、ほんと甘えん坊さんだねまどかは。はい、手繋いでいこ?」
「えへへ…うん!」
「おっ、あれ可愛くない?」
「え~、そうかなー?」
「さやかちゃん、どう?」
「さすがあたしの嫁!よく似合ってるぞー!」
「わわっ!?服皺になっちゃうよぉ!」
「はい、アイス交換しよ」
「あっ、これ間接キスだね…ウェヒヒ」
「っ…バカ」
「……いい天気だねさやかちゃん」
「……うん」
「……本当に幸せで、温かくて……こんな世界で一緒にいられたら素敵だよね」
「……」
「だから……もう終わりにしよ?」
「まどか…」
「これは夢なんだよ、さやかちゃんの。実際はワルプルギスとの戦いでみんな死んじゃって、わたしとさやかちゃんは二人だけ生き残って……」
「あんたは魔女になって、あたしはそれが嫌で夢に逃げた」
「そう…今こうしてる間も、わたしはみんなの命を吸い尽くそうとしてる」
「だからあたしにあんたを殺せっての!?あたしにそんな残酷な事しろって言うわけ…?」
「違う、違うのさやかちゃん。わたしは……【さやかちゃんに殺してほしいの】」
「…!」
「最低のわがままなのはわかってる。でも、でもっ…わたし悪い娘だから、さやかちゃん以外に、好きな人以外に殺されるなんて嫌なのっ…!」
「……」
「だから、だからぁ…」
「……ほんとバカだあんた」チュッ…
「えっ…?」
「そんなあんたに弱いあたしは…大バカなんだろね」
「さやか、ちゃん」
「これでも、ファーストキスだからね?光栄に思いなさいよ…」チュッ…
「ぁ、っ…」
「……終わったら、そっちに行かせて?それだけ聞いてくれたら、あたし行くから」
「……いいの?どうなるかわかんないよ?」
「まどかが居てくれるならそこはきっと天国だよ」
「……ごめんね」
「謝んないでよ。こっちこそごめんね?」
「ううん…さやかちゃん」
「まどか…」
『大好き……』
「…マミさん、杏子、ほむら…ごめん。あたし最後まで役立たずで……だけど、責任は取るから」
『……』
「まどか…今あたしが………………殺してあげる」
BAD END?
最終更新:2011年10月22日 21:18