800 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/12(水) 11:38:40.06 ID:nb1uyq7I0 [3/4]
ま「声が聞こえる……」
さ「は?」
ま「『助けて』って声が聞こえるの! ほら、また聞こえた! 私、行かなきゃ!」
さ「……なにそれ?」
ま「そう……さやかちゃんには聞こえないんだね……やっぱり私は特別な才能をもった」
さ「はいストップ。今度はどんな設定? 世界を救うこと運命づけられた魔法少女かなんか?」
ま「……さやかちゃん、もうちょっと乗ってくれてもバチは当たらないと思うよ?」
さ「だってさー、あんたがそういう痛い設定ばっか考えてる中二キャラやりたがるの今度が初めてじゃないじゃん」
ま「だってぇ……これくらいやらないと私キャラ立たないし……」
さ「(実は痛いキャラを一生懸命演じてる様が可愛らしいってクラスで割と好評だったりするんだけどね)」
ま「折角昨日一晩頑張って考えたのになぁ……」チラッ
さ「(まあ、たまにはいいか。仁美は乗ってきそうだし、クラスの連中も面白がってくれるでしょ)
で? このさやかちゃんはどんなカッコいい活躍をするのかな?」
ま「あ、このノート見てくれる!? さやかちゃんはね……」イキイキ
さ「じゃあ前世のあたしは悪につけこまれて、最後は自分で自分を呪って魔女になっちゃうわけね。で、まどかはどうなったの?」
ま「私は相討ちで最強の魔女を倒すんだけど、それすらも悪の手先の罠で、私も魔女になっちゃうの。
だけど仲間の一人が皆の魂を新しい世界に転生させてくれて、いまの私たちはこの仮の人生を送ってるんだけど、
近いうちにまた悪の手先が接触してきて、再び戦いが始まるんだよ」
さ「うわ、痛い! それいい感じに痛いわー」
ほ「ガタッ」
「あれ、どしたの?」
「正座した美樹と鹿目さんが暁美さんに泣きながら怒られてる……」
「『言っていい冗談と悪い冗談があるのよ!』って、あの二人そんなひどいこと言ってたっけ?」
「なんかさっき前世がどうとか痛い設定で遊ぶ話してたよね」
「暁美さんああいう中二な話嫌いなのかな」
ほむらちゃんには残酷なネタになってしまった
最終更新:2011年10月22日 22:50