11-403

403 名前:書いたらなぜかなったヤンデレさやかちゃんSS[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 21:20:44.84 ID:XYdcxXs8O [5/5]
「さ、さやかちゃん?」

まどかの戸惑ったような声が閉めきられた保健室に響く。
無理はないよね、なんせ体調が悪いって事で保健室に連れてきたあたしが自分をベッドに押し倒してるんだから。

「さやかちゃん…体調は…」
「元気だよ?まどかと二人っきりだもん…元気にならないわけないじゃん」
「そ、それならよかった。で、でもじゃあこの体勢は…」
「ねぇ、まどか」
「な、なに…?」

まどかの表情から無理矢理浮かべてたらしい笑みが消えていく。
あっ、わかったんだ…あたしがふざけてないこと。

「ありがとね…あたしが恭介にフラれちゃった時、まどか一生懸命あたしを慰めてくれたよね…」
「だ、だって…あの時のさやかちゃん、本当に落ち込んでて…わたし、見てられなくて…」
「うん、嬉しかった。まどかの優しさすごく嬉しかった…だからいつの間にか好きになっちゃった」
「えっ」

あたしの告白が受け止められないのか、まどかが目をパチクリさせる。
あぁ、もうキョトンとした顔のまどかも可愛い…ますます好きになっちゃったよ。

「さ、さやかちゃん…冗談、だよね?いつも嫁になるのだーって言ってるのと同…んんっ!?」

冗談なんかにされたくない…冗談だなんてまどかに否定されたくない。
だからあたしはまどかのそのちっちゃい唇をあたしのそれで塞いだ…初めてなのにちょっとムードは足りないかな?

「んーっ!んん、んーーーーっ!!」

最初はあたしのキスに固まってたまどかだけどあたしが舌を入れた途端にバタバタと足をバタつかせて抵抗しだす。
でも手は抑えてるし、足もあたしのを絡めたらすぐにおとなしくなっちゃった…本当に嫌ならあたしの舌を噛めばいいのにね。

「はふっ…へへ、あたしのファーストキスどうだった…下手じゃなかったかな」
「そんな…わたしの、初めて…」
「あっ、まどかも初めてだったんだ…お互い初めてなんて嬉しい…」
「さ、さやかちゃん…なんで、こんな…」
「言ったでしょ?あたし、まどかが好きになっちゃったの。手を繋ぎたい、抱き締めたいし抱き締めてほしい…それに」
「んっ!」
「…キスもしたい、それ以上だって」
「わ、わたし達女の子同士なんだよっ!?こんなの絶対におかし…んんんっ…!」
「女の子同士とかそんなのどうでもいい…あたしはまどかが好き…それでいいじゃん」
「さやか、ちゃん…」
「ねぇ、まどか…ずっと一緒にいてよね…あんただけは…ニガサナイカラ」

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最終更新:2011年11月08日 08:17
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