705 名前:もしあのバス停でまどかちゃんのネガティブ部分が爆発したら…[sage] 投稿日:2011/10/23(日) 18:42:21.69 ID:68nPlHr7O
「今の私はね、魔女を殺す、ただそれしかだけ意味がない石ころなのよ。死んだ身体を動かして生きてるフリをしてるだけ。そんな私の為に、誰が何をしてくれるって言うの?考えるだけ無意味じゃん」
「……じゃあそのさやかちゃんに守られてるわたしは何なのかな」
「…?」
「さやかちゃんになにもしてあげられない、さやかちゃんにいつも守られて、さやかちゃんの背中に隠れて泣いてるだけのわたしは石ころ以下の価値って事だよね?」
「えっ…あっ、ご、ごめん!まどか、あたしはそんなつもりじゃ…」
「ううん、いいよ。わたしがさやかちゃんに友達としてなにもしてあげられてないのは事実だし」
「そんな事…」
「だけど安心して。わたし、思い付いたから…さやかちゃんにしてあげられる事」
「ま、まどか、どこ行くのよ!」
「キュゥべぇのところ。わたし契約するよ、それがわたしがさやかちゃんにしてあげられる唯一の事だから」
「あ、あんた自分が何言ってるかわかってんのっ!?死んじゃうんだよ?ゾンビにされちゃうんだよっ!?」
「別にいいよ?」
「なっ!?」
「だってこのまま生きてるよりゾンビになっちゃった方が価値あるもん。わたしには才能あるってキュゥべぇ言ってたし…じゃあ行ってくるね」
「ま、待って!」
「…なんで止めるの?やっとわたしが誰かの役に立てるんだよ?それなのにどうしてさやかちゃんは邪魔するの?」
「そ、それは…ねぇ、まどか、誰かの役に立つならこんな形じゃなくても…」
「さやかちゃんにはわからないよ!わたしの気持ちなんて!!」
「ま、まどか…」
「さやかちゃんはみんなに頼られて、わたしはそれを見てるだけ!!わたしはさやかちゃんに与えられてばかりで何も返せない役立たず!!さやかちゃんはわたしにそれでいろって言うのっ!?」
「ち、違うよ、あたしは…」
「もうわたしは守られてるだけなんて嫌っ!!そうだ…わたしさやかちゃんが元に戻れるように願うよ!そうすればわたしがさやかちゃんを守ってあげられる!あはっ、わたしは誰かの役に立ててさやかちゃんは人間に戻って…最高のハッピーエンドだよね」
「ま、まどか、待っ…」
「邪魔しないでっ!!」パンッ!
「痛っ!」
「……じゃあ、わたし行くから」タッタッタッ…
「違うよまどか…あんたは、ずっとあたしを助けてくれてた…う、ううっ…痛いよ…この痛み消せないよぉ…」
「酷い事言っちゃった…わたし最低だよ…ごめんね、さやかちゃん…」
最終更新:2011年11月12日 22:55