754 名前:名無しさん@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 01:11:59.87 ID:Li9b8ksC0 [1/2]
>>748 乙ですっ!後でじっくり読ませていただきます。
それではさやまど風邪SS投下します
「こほっ、ごほっ!」
「あっ、だいじょうぶ?まどか(背中ナデナデ」
「こほっ、はぁっ……うん、もう大丈夫」
「ほら、もう横になりなよ」
「うん、ありがとう……さやかちゃん」
「ん、どしたの?」
「ごめんね……忙しいのにわざわざ……」
「なーに言ってんのよ、嫁の見舞いに行くのはだんなとして当然のことよ。まぁ、確かに長居は出来ないけどね」
「だよね。これからパトロール……行くんでしょ?」
「うん、行くよ」
「そっか。さやかちゃん」
「なぁに?」
「力になれなくてごめんね……明日には絶対治すから。そした…げほっ、こほっ」
「まどかっ……無理しないの、どう見ても今日明日でどうこうできるって感じじゃないわよ」
「でも……」
「でもじゃない。今は魔獣のことも学校のことも何も考えなくていいから、ちゃんと体を治すこと。それだけを心掛けなって、ね?」
「……うん(グスッ」
「よし、まどか」
「……なぁに?」
「今日はあんたの分まで精一杯頑張ってくるよ。それでさ、風邪が治ったらまた一緒にパトロールに行こう。それでこの街を一緒に守ろうよ」
「うんっ…わかったよ、さやかちゃん」
「よしっ。それじゃあたしそろそ……あれ?」
「?」
「まどか、あんた薬って飲んだ?なんかテーブルの上に乗ってるけど」
「あっ、飲んでないや。お昼食べた後、すぐに寝ちゃったから……」
「まどかってば……」
「ウェヒヒヒ……うっかりしてたよ、遅いかもしれないけど今からでも飲んどくよ。よいしょ「こらこらこら」……え?」
「無理して起き上がるんじゃないよ……あたしが、飲ませてあげるから」
「え……それってもしかして……その…あの」
「あ~…多分今あんたが考えてる方法よ。イヤ……かな?」
「うぅん、それがいい」
「ずいぶん反応いいわね。ふふっ、まぁいいわ。ちょっと待ってて……水はおっけー。薬も二錠っと」
「(うぅ、ドキドキしてきちゃったよ……)」
「よし、準備おっけー。それじゃいくわよ」
「(こくっ)」
755 名前:名無しさん@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 01:12:44.75 ID:Li9b8ksC0 [2/2]
ぱくっ、ごくっ
「んっ……」
ちゅっ
「んぅっ」
「んんぅ……」
ちゅぷ……
「ぷはっ、はふ……」
「ふあっ……はぁ……」
「ま、まどか……ちゃんとお薬、飲めた?」
「うん……大丈夫だよ」
「そ、そっか。良かった……じゃあ、あたしもう行くね」
「う、うん。引き止めちゃってごめんね」
「いいって。それじゃあね、まどか」
ちゅっ 、ちゅっ
「あうぅぅ……(ほっぺとおでこが熱いよぉ……)」
「よし、まどか分補給完了っと。じゃあまどか、お大事に」
「ありがとう。気をつけてね、さやかちゃん」
「おぅっ!」
終わりです。座薬とねぎはさすがに無理だった……さやか編で何とかできれば……
最終更新:2012年08月04日 15:54