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825 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 23:47:30.95 ID:ACC0qpXT0
外れたら外れたで残念に思えてしまうんですね、わかります

まど(うぅ~、抜けなくて困ってたはずなのになんでこんなに寂しいんだろう)
さや(う~ん、よかったはずなのになーんかもやもやするなぁ。あたしはまどかにずっと付けてて欲しかったってこと?)
まど(さやかちゃんもいつか誰かに指輪をもらうのかな。 ……やだな、ずっと傍にいてほしいよさやかちゃん)
さや(つまり、あたしはまどかをそういう風に見てるのかな。 ……いやいや女同士だし、何変なこと考えてんのあたし)
まど(この指輪が取れなかったらずっと傍にいられたのかな。『責任とって嫁にするかー』なんて言ってたし。……あは、わたしったらバカみたい、ただのおもちゃなのに)
さや(まどかのこと大好きだけど! ずっと一緒にいたいけど! この気持ちは恋なの愛なの!? うあー!わっからーん!もういいや、深く考えるやめた!)

さや「まどか」
まど「あ、ごめんねさやかちゃん。 ずっと取れなかったから返せなかったけど、この指輪返すね」
さや「いいよ、それあげる」
まど「え? でも…」
さや「いいって。それと」
まど「ん、なに?」
さや「あたし、いつかまどかの指に合うちゃんとした指輪、あんたにあげるから。絶対、絶対にあげるから! だから待っててよ」
まど「え、それって…」
さや「さ、さーって帰ろっかまどか。今日の夕飯はなっにかな~♪」

後ろからでも分かるくらい真っ赤になった耳や引かれる手の熱さから、前で手を引いているさやかちゃんがどんな顔をしているか
簡単に想像できて、わたしはクスリと笑ってしまうのでした。
さっきまで沈んでいた気持ちもどこかへいって胸がポカポカします。
わたしの左手の中にあるそれは、他の人から見ればきっとただのおもちゃ。
だけど、わたしにとっては未来への希望と期待が篭ったこれ以上ないほど素敵なもの。
今日またわたしの宝物が一つ増えました。
ありがとう、さやかちゃん



とかねとかねー

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最終更新:2011年11月12日 23:49
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