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834 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/25(火) 01:46:26.89 ID:Lb2ayp/q0 [1/3]
>>830完全スレチだがその本なら心当たりがあるなw

さて、まどさやはもうしょっちゅう結婚しててもおかしくないと思ったので
「まどか、大事な話があるの」
「なに? さやかちゃん」
「あたし、まどかのことが好き」
「えっ……?」
「好きなの、まどか」
「うそ……うそだよそんなの……」
「うそじゃないよ、あたしの本当の気持ち」
「信じられない……だって、私もさやかちゃんのこと好きなんだもの!」
「まどか……っ!」
「さやかちゃん……っ!」ダキッ
「両思いだったのね、あたしたち。ずいぶん遠回りしちゃったね」
「でも、これからはずっと一緒だよ!」
「愛してる。結婚しよう、まどか!」
「うん、さやかちゃん!」

「さやかちゃん」
「なに? まどか」
「私のこと、好き?」
「うん。好きだよ」
「その好きは、友達として? それとも恋人として?」
「えっ……なんでそんなこと言うの?」
「答えて」
「うっ……そんな、恥ずかしくて言えないわよ……」
「言ってくれないと私、さやかちゃんのこときらいになっちゃおうかなー」
「えっやだやだ待って! 言うから……ま、まどかのことが、ここ恋人として……す、好きでひゅ」
「あはは、さやかちゃん噛んだ! そんな可愛い子は嫁にしちゃうよ!」
「きゃー! ふ、不束者ですがよろしくお願いします!」

「さやかちゃん、お願いがあります」
「なに、まどか? 改まって」
「私に毎日、お味噌汁を作ってください!」
「えっ……まどか、まさか……」
「うん……」
「そんなにお味噌汁好きだったの?」
「違うよ!」
「あっ、まどか料理下手だから、あたしに教えてほしいってこと?」
「それも違う!」
「えーと、じゃああれか、まどかのパパが毎日お味噌汁にピーマン入れて食べられないから……」
「入れないよ! もう! さやかちゃんわかってて言ってるでしょ!?」
「ごめんごめん。じゃあまどか、結婚しようか?」
「うん! さやかちゃん大好き!」

「まどか……これ……」
「えっ……これ……指輪?」
「うん……生きて帰って来れたら、まどかに渡そうと思ってた……」
「さやかちゃん……それって……」
「うん……まどか、もしあたしがプロポーズしたら、受けてくれる……?」
「嬉しい……もちろんだよ、さやかちゃん」
「ありがと……まどか……もう思い残すことないや……」
「えっ……さやかちゃん、そんな……」
「まどか……愛してる……」
「やだっ……さやかちゃん!? さやかちゃん!! いやああああーーー!!」
「っていうの一回やってみたいよね」
「私はやだなぁ。さやかちゃんが死んじゃうとこなんて考えたくないよ」
「ほらほらそんな顔しないの。結婚してあげるから」
「それなら許してあげる!」

835 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/25(火) 01:47:32.81 ID:Lb2ayp/q0 [2/3]
「私、さやかちゃんに色んなもの取られちゃってるんだよね」
「えっ? あたし、まどかからそんなに何かもらってたっけ?」
「数えきれないくらいだよ。初めてのお泊りでしょ? 初めての一緒のお風呂、初めてのデート、初めての一緒のお布団」
「ああ……どれも大事な思い出だね」
「それに……初めての、キス……」
「ああ……ほんとだ。あたし、まどかから大切なものこんなにいっぱいもらってたんだね」
「わかったら、責任とって、結婚して……?」
「うん。わかった。世界一幸せにするよ!」
「やったーっ! ありがとう! さやかちゃん!」

「さやかちゃん、きらい」
「えっ……なんで、どうして? まどか、あたし何かした?」
「自分の胸に聞いてみたら?」
「お願い、謝るからなんで怒ってるのか教えてよ。あたし何でもするから」
「さやかちゃん、ひどいんだもん」
「ひどいって、何が?」
「だって、いつまで待っても私と結婚してくれないじゃない!」
「……そっか。いつまでも子供だと思ってたけど、まどかも大人になってたんだね。お母さん嬉しい」
「ほら、そうやってまた子ども扱いする!」
「ごめんごめん。じゃあ、まどか、あたしと結婚してくれる?」
「もちろん! 私、ずっと待ってたんだから!」

「あたし、まどかのご両親に挨拶に行くとき、どういう格好すればいいのかな?」
「普通でいいんじゃない? あっでも、スーツ着てくれると嬉しいかも!」
「スーツかあ……似合うかな」
「絶対に似合う! それか、タキシードでもいいよ!」
「うーんそれは恥ずかしい……。あっ、そう言えばさ、ご両親に『娘さんをあたしに下さい』って言うじゃない?」
「きゃーきゃー! すっごいドキドキする!」
「そのとき、あたしまどかのパパとママのどっちに挨拶すればいいのかな?」
「タツヤもいるだろうし……全員に言えばいいんじゃない?」
「許してくれるかな?」
「絶対許してくれるよ、大丈夫!」
「そっか。なら安心だね。じゃあ、まどかさんは許してくれるかな?」
「えへへっ。もちろん!」

「えーと、私はカルボナーラにしようかな」
「あ、あたしも同じのにしようと思ってたとこ!」
「わぁ……なんか運命を感じるね」
「うん。あたしたち、時空を超えて巡り会った運命の恋人なんだわ!」
「もう結婚するしかないよね!」
「そうだね、結婚しよう! まどか!」

「あ、まどかー」
「なーにー? さやかちゃーん」
「結婚しよー」
「いいよー」
「じゃあまた明日ねー」
「ばいばーい」


「おい……あいつら何回結婚してるんだよ」
「今日3回目、今週22回目、今月64回目、今年843回目よ……」
「重婚ってレベルじゃないわね、あの子達ったら」

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最終更新:2011年11月13日 00:01
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