358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/31(月) 19:12:02.88 ID:McaLV/7QO [1/3]
ハロウィンネタ1レス
今日で10月も終わりかぁ~、1年もなんだか早いものですなぁ。
放課後、足早に部活や帰路へ急ぐクラスメートを見送りながらゆっくりと愛すべき親友たちに近付く。
「まどか~!仁美~!帰ろー!」
いつも通り気の抜けた表情のまどかと、いつも通り背筋のピンと仁美が何やら話している。
「お、まどか良いもの持ってるねー!一つちょーだい!」
まどかが仁美に苺ミルクの飴をあげていた。この子はこういう味の趣向さえいちいち愛らしいからズルイのよねー。
「うんさやかちゃ…だっ!駄目!」
「へ?」
「ブフォッ!」
まさかの返答に唖然とする。
今、仁美が一瞬すごい顔で吹いていたような気がしたけど、きっと動揺したあたしの気のせいだろう。
「え、ごめん私なんかした?」
「ち、違うの!でも今日は駄目っ!」
「え?」
「ふふっ」
全く要領を得ない。あと仁美のニヤニヤが凄い、なんかくやしい。
「あのですね、まどかさんは…」
「わ!仁美ちゃん!わーわー!」
「ふふーん」
どうやら今日はハロウィンだったらしい。私もまどかも馴染みがないから覚えてなかったけど、仁美がさっき話題に出したんだと。
「トリックオアトリートね~、で、お菓子をくれないまどかちゃんは~どこをイタズラして欲しいのかな~!」
指をワキワキさせながら、目の前の可愛いコイツににじみ寄る
「違うもん!さやかちゃんがちゃんとトリックオアトリートって言ってくれないから!きゃ~!」
「でも私にはそう言わずともくださいましたわ」
その場でニコニコしてる仁美が何か呟いた気がした
最終更新:2011年11月15日 00:28