142 名前:まど界鹿目家にこたつが召還されたようです[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 22:29:21.35 ID:0ICgmOMMO [1/2]
そろそろ本格的に寒くなってくる時期、まど界の鹿目家にもこたつが導入されるのでしょうね
「ふあ~…こたつ暖かいね」
「やっぱり日本人ならこたつだからね!はい、みかんも用意してあるよ」
「うーん…さやかちゃんにむいて食べさせてほしいなー…」
「いやいや、手ぐらい出しなさいよ…でもまぁ、いいけど。ほれ、あーん」
「あー、ん…えへへ、甘くて美味しい」
「よかった。でも後でお鍋作るからあんまり食べちゃダメだよ?」
「はーい…でも、こっちに来てもこたつに入れるとは思わなかったよ…しかもさやかちゃんの膝付きなんて夢みたい」
「自分でこたつ作って、尚且つあたしを引きずり込んどいてそれを言うかあんたは…しかもどてら装備で完全に神様らしくないし」
「だって…わたし、神様ってもっと悲壮な覚悟でやる辛いものだと思ってたんだもん。でも、今のわたしはどちらかと言えば幸せだから、ちょっと戸惑っちゃうよ」
「…どちらかと言えば、ね(やっぱり、まどかを完全に幸せには出来ないんだろうね。この世界の魔法少女達や杏子やマミさんにも。ほむらや…きっとあたしにももうまどかを手放しで幸せにはしてあげられない)」
「うん…わかってたけどやっぱり辛くないとは言えないから」
(家族から忘れられて、辛くないわけないんだ…たっくんはまだ少し覚えてるみたいだけど、いつおじさんおばさんみたいになるかわからないし…やっぱりまどかは…)
「でも不幸じゃないのは確かだよ」
「えっ?」
「だって皆忘れててもおかしくなかったのに、タツヤやほむらちゃんは覚えてくれてる。それに…」
「それに?」
「わたしの、【鹿目まどか】の過ごしてきた時間をはっきり覚えててくれる人がここにいるから」
「あたしは4年しかまどかと一緒にいられなかったのに?」
「でもさやかちゃんだけ。1年を一緒に遊んで、喧嘩して、仲直りして、笑って…それを覚えててくれてるのはさやかちゃんだけなの。だから離れたくない、わがままだけど…ずっとずっとわたしの傍にいてほしい」
「まどか…」
「…変な事言っちゃった。今のは…「離れないよ」えっ…」
「誰が離れるもんか。女神様なんて、さやかちゃん以外に誰が面倒見られますかってんだ」
「あっ…」
「あんたをもっと幸せにする…どんなに時間がかかっても、あたし頑張るよ」
「っ…ごめ…」
「言葉が違うでしょ?」
「……ありがとう、さやかちゃん大好きっ…」
「あたしも大好きだよ、まどか」
最終更新:2011年11月20日 12:26