13-180

180 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/08(火) 02:17:02.21 ID:3OQ50Ph/0 [2/2]
SSに乙とGJが追いつかないorz とりあえずさやか風邪引きSS投下

まど界、鹿目邸寝室にて

「さやかちゃん…風邪の具合、どう?」
「うん…大分楽になったよ…」
「そう?それならいいんだけど…」
「まったくもう……あんたが血相変えて部屋に飛び込んできたときには、風邪通り越して心臓止まるかと思ったわよ」
「そ、それはしょうがないよ……家出てからずっと気になってたんだもん」
「そうね、朝から心配してたもんね…ごめんね、まどか」
「え?」
「心配かけちゃってさ」
「うぅん、いいんだよ。確かに風邪のことも心配だったんだけど、でもそれ以上に心配してたことがあったんだよ」
「……それ以上に?」
「さやかちゃん。風邪で苦しんでるのに、自分のことそっちのけで何かしてるんじゃないかなって」
「……」
「苦しいはずなのにパトロールに行っちゃったんじゃないかなとか、フラフラになりながら夕飯作っちゃってるんじゃないかなとか…」
「…正直、言うとね」
「……うん」
「パトロール、やろうとした。夕飯だって、献立だってもう決めてあったんだ」
「そっか……」
「無理してでも頑張ろうって思ったときにさ、あんたの顔が浮かんだんだよ…泣きそうな顔がさ」
「……」
「その時に思った。今やろうとしてることはまどかにそんな顔させてまでやるべきことなのかなって」
「さやかちゃん…」
「まどかの悲しくて泣く顔なんて、あたしは絶対に見たくないって……そう思ったらさ、力が抜けちゃったよ」
「うん…うんっ」
「だから今日はほとんど何もしてないよ。何も…できなかった」
「いいんだよ!一日二日くらい大丈夫だって。さやかちゃんが動けないときはわたしがその分頑張るから!」
「……ありがとう、まどか。ごめんね、疲れてるなのに…あたしなんかよりずっと大変なのに…」
「ごめん、はもういいから。さやかちゃん、こんな時くらいわたしの事頼ってよ。ね?」
「うん……うんっ…(グスッ」
「さやかちゃん…今日は一人で寂しかったよね。でももう大丈夫。わたしがいるから。さやかちゃんはもう一人じゃないよ(ぎゅうっ」
「っ!あ、あぁぁ…っぁぁ、まどかぁ、ぅぁぁ……」
「大丈夫だよ…わたしが傍にいるからね…(ナデナデ」


「グスッ…はぁ…ごめんね、まどか。いきなり泣き出しちゃったりして」
「いいの、色々考え込んでたんでしょ。それに」
「ん?」
「恋人の胸の中でくらい心置きなく泣いてくれないと、逆にわたしが困っちゃうよ」
「まどかったら…」
「ティヒヒッ♪」
「まどか、ありがとう。すごい楽になったよ。ところでさ、夕は(くぅ~~…)…ぁぅ」
「ふふ。夕飯だったら、これからわたしが作るよ。さやかちゃんはおかゆでいいよね?」
「うん。それでお願い」
「じゃ、行ってくるよ。ちょっとの間だけ待っててね(ちゅっ」

まどかは横になっているさやかの髪をかき上げ、おでこにキスを一つ落とした。

「んっ。ありがと、まどか。楽しみに待ってるよ」
「うんっ、期待しててね。美味しいおかゆ、作ってくるよ!」


その後、さやかはできたおかゆをまどかに「あーん♪」で食べさせてもらい、嬉しいやら気恥ずかしいやら風邪の影響やらで顔をさらに赤くさせたのは言うまでもない。


以上です。おやすみまどさやまどスレ

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最終更新:2011年11月20日 12:39
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