532 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 02:42:46.84 ID:I9MF90mi0 [1/4]
>>528の絵を見て、さらに>>530の詢子ママが見てたバージョンのSS投下
まどかとさやかがポッキーゲームしている最中にふと感じた気配。
その向けた視線の先には…
詢子「よっ」
まどさや「!!?」
詢子「ああ、慌てんな。そのまま聞きな。どっから見てたのかってとこが気になるんだろーけど、
聞いてるこっちがこっ恥ずかしくなるようなやりとりしてるくらいから見てたから」
まどか(それって)
さやか(ポッキー咥える前からじゃないですかぁぁっ!)
詢子「まぁ、別にお前らの関係を今更どーこー言うつもりもないっちゃない。
大分前から感づいてたことだしな…ただ、さやか」
さやか「…っ!」
詢子「うちの娘に手ぇ出してんだ。そっから気合の入ったとこ見せてくれるんだろうな…?」
さやか「……」
さやかは視線をまどか戻し、行動を開始した。
さやか「…!」
ぱくっ、ぱくっ、ぱくっ
二人の距離をさやかが一気に詰め、あっという間にポッキーが外から完全に見えなくなった。
さやか「ん、んふぅ…」
まどか「んぅ…」
詢子(おーおー、見せつけてくれんじゃねーか)
533 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 02:44:58.29 ID:I9MF90mi0 [2/4]
さやか「ぷはっ……」
まどか「あ…はぁ…さやかちゃぁん」
詢子「いやー、良いもん見せてもらったわ(パチパチ」
さやか「おばさん…」
詢子「あそこから目ぇ背けてポッキー折るようなヘタレだったらぜってー認めねぇと思ってたけど。なかなかどーしてやるじゃねーか」
さやか「まどかとキスすることに…やましいことなんてないですから」
まどか「さやかちゃん…!」
詢子「くくっ、言うねぇ。ま、アタシはこれで帰るよ。水指して悪かったな」
まどか「待って、ママ」
詢子「ん、どした?」
まどか、さやかの方に向き直り
さやか「まど」
か、と続けようとしたさやか唇を自身の唇で塞いだ。
詢子「へぇ…」
まどか「んむぅ…」
さやか「ん、んんぅぅ……」
まどか「ぷぁ…」
さやか「あ…はぁっ…」
まどか「ママ」
534 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 02:47:51.55 ID:I9MF90mi0 [3/4]
詢子「何だ?」
まどか「もしかしたら、わたしも、さやかちゃんも、間違ってるのかもしれないけど、でも」
詢子「……」
まどか「わたしもさやかちゃんとキスすることに…さやかちゃんを好きになったことにやましい気持ちなんてどこにもないよ」
さやか「まどか…」
詢子「そうかい…まどか、さやか。お前らの気持ちは聞かせてもらったよ。んじゃ、アタシはこれで帰るわ。
まどか、お泊りするにしろ帰りが遅くなるにしろ、晩飯前にはちゃんと連絡入れなよ」
まどか「うん、わかった」
詢子「さやか」
さやか「は、はいっ」
詢子「まどかのこと、これからもよろしく頼むな」
さやか「はいっ、任せてください!」
詢子「いい返事だ!じゃあなっ」
詢子(ったくまどかめ、いつからあんな"女"の目をするようになったんだか……)
詢子(世間一般の親からすればあいつらを引き裂いて遠ざけるべきなんだろうけどな)
詢子(まどかのあんな嬉しくて嬉しくて仕方ねーなんて面、多分さやかにしか引き出せねーだろうな)
詢子(まぁ、ここはまだしばらく見守ってやろうとするかね)
最終更新:2011年11月20日 13:04