761 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 03:45:54.67 ID:jw4eQh6u0 [1/5]
昨日少し文化祭の話とまど王子さや姫な絵があったので投げてマミす。
本物はたぶん喋れませんがそれだと表現上理解り辛いので台詞ありです。
内容が凄く理解り辛いかもしれません…orz
まどかたちのクラスは文化祭で劇をやる事になった。
文化祭数日前、教室にて衣装合わせ中。
仁美「素敵ですわまどかさん♪」
まどか「わ、わたしが王子様なんてちょっと恥ずかしいなぁ…///」
ほむら「そんな事はないわ。乙女なまどかもいいけど凛々しいまどかも素敵よ」
まどか「ほむらちゃんだってお姫様の服綺麗だよ」
???「ふー、やっと着れた~。しっかしこんなにヒラヒラした服じゃ引っ掛けそうで不安だわ~」
ほむら「貴女誰!?」
まどか「えっと…始めまして…かな?」
さやか「(ガーン!!) 酷いなぁ! さやかちゃんですよ! やっぱあたしがお姫様なんて変だよね…」
ウィッグ装備で青髪ロングにドレス姿のさやかちゃん
まどか「さやかちゃん可愛い…///」
ほむら「綺麗…///(ハッ!? 何を考えてるの私!)」ブンブンブン
仁美「(ウフフ…なんだか面白い展開ですわ)」
………………………………♭♭♭♭♭♭………………………………
文化祭当日、講堂観客席
杏子「遅ぇぞマミ―――…ってなんでウェイトレスのカッコしてんだ!?」
マミ「さ、さっきまで出店やってたから着替える時間が無かったのよ!!」
杏子「それ何の店だよ…(魔法少女も似た様なもんだけど)」
マミ「ところで佐倉さんはどうしてうちの学校の制服を…?」
杏子「この方がいろんな場所に忍び込めそうだろ?」
マミ「(何をする気なのかしら)」
杏子「まぁ間に合って良かったよ。次の劇アイツらのクラスだぞ。"人魚姫"なんだってさ」
マミ「そう…。でも人魚姫って悲恋ものなのよね…」
杏子「?」
762 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 03:48:29.65 ID:jw4eQh6u0 [2/5]
―中略―
―人間の身体を手に入れた人魚のさやかでしたが、掟により真実を告げる事はできないまま…
そしてまどか王子は浜辺で出会った娘、ほむら姫との結婚が決まりました―
人魚姉・仁美「妹よ…この剣を取り、王子の血を浴びて海へ戻るのです!」
さやか「お姉様…それはできません。私はきっとこのまま泡となって消え逝くでしょう」
さやか「ですがせめて王子の結婚を見届けたいのです。幸せな王子の顔を拝めるのであれば悔いはありません」
―王子達を乗せた船は式場へ向かいます。しかし…その夜、奇しくもあの時と同じ嵐が船を襲ったのです。
さやかは荒れ狂う海の中で王子を見つけました―
さやか「私はにもうこの海を泳ぐべき尻尾は無いわ。せめてこのまま愛しい王子と共に深く沈んで逝けるのなら…」
仁美「いけません!我が妹よ!」
さやか「お姉様! どうしてここへ!?」
仁美「我が妹よ! 最早話す猶予などありません! 私が貴女の影になります!」
仁美「さぁ…貴女は二度と王子を放さぬ様、強く抱いていなさい!」
重なる3人の姿がスクリーンに大きく写される
―さやか姫は王子を抱き、残り僅かな空気を唇から分け与えました。
人魚の姉はさやか姫を背後から抱き、2人を浜辺へと導きます。
幽かな意識の中でまどか王子は気が付きました。
王子からは人魚の姉とさやかの姿が重なり…その目に映ったのは、人魚の姿で自分を抱きしめるさやかだったのです―
浜辺に打ち上げられた2人
まどか「貴女は水の民だったのですね、さやか」
まどか「私はずっと探しておりました。あの嵐の夜に私を救ってくれた水の民の姫を」
さやか「掟により私からは真実を告げる事が許されず…何とお礼を申し上げて良いのでしょう」
さやか「ああ…私はこの時を待ち侘びておりました!」
まどか「さやか姫、さぁお手を…」
さやか「―――っ…! ぁぁ………」
―しかしさやかは足を襲う痛みに立ち上がる事ができません。そう…魔女の呪いは消えていなかったのです―
まどか「この地上では、水の民である貴女にとって歩く事すらお辛いのですね」
さやか「まどか王子…私はもう己の足も満足に動かせない身にございます」
さやか「この様な哀れな娘を連れ帰っては一国の恥になりかねません」
まどか「さやか…。それでも私は貴女をお慕い申し上げております。例え地の民に笑われようとも構いませぬ!」
まどか「(よいしょっと)」
両手にさやか姫を抱えるまどか王子
763 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 03:49:28.93 ID:jw4eQh6u0 [3/5]
―さやかは不自由な足で車椅子の姫となりました。しかし王子の選んだ姫に、誰も反対する者は居ませんでした。
優しきまどか王子に支えられ、さやかは美しい姫君となり、2人は幸せに暮らすのでした―
「車椅子の人魚姫」おしまい
杏子「なぁマミ、人魚姫って魔法少女みたいに何かを背負ってんだな…」ジワ
マミ「そうね…(でもいつか佐倉さんには正しいお話を教えてあげなきゃいけないわね)」
………………………………♭♭♭♭♭♭………………………………
まどか「さやかちゃ~ん! 早くしないとお店終わっちゃうよ!」
さやか「だからってこのカッコのまま出歩かなくてもいいでしょ!?」
まどか「出し物の格好のままの人なんてたくさん居るよー?」
さやか「そりゃそうだけどさ…(流石にお姫様は恥ずかし過ぎるわよ…)」
まどかとさやかは劇の衣装のままで学際へ乗り出していた。
嫌がるさやかをまどかが無理矢理そのまま連れ出した形なのだが。
さやか「待ってよまどか~! この靴歩き難くって…」
(スッ) まどかの手が差し伸べられる
まどか「えへへ~! それじゃ今日はわたしがさやかちゃんをエスコートしちゃうよ♪」
さやか「そ、それはあまりに情けない気が…」
まどか「駄目だよ! お姫様をリードするのは王子の役目なんだから。行こっ、さやか姫♪」
さやか「ぅぅっ…///」
まどか「さやかちゃん、舞台の時みたいにちゃんと背筋伸ばして女の子らしくね」
さやか「は、はい…!」
2人の文化祭巡りはこれから始まる。早速食べ物を探しに模擬店へ。
まどかはたい焼き屋の前で足を止めた。
まどか「さやかちゃんもお腹すいてるでしょ? 食べさせてあげるね。はい、んー…」
まどかの口にはたい焼きの一欠片。
さやか「ってなんで口移ししようとしてるのよ!? 周り普通に人居るから…」
まどか「大丈夫だよさやかちゃん。王子様とお姫様なら誰もおかしいなんて思わないから。ほら…」
さやか「(まどかってば王子様の衣装の所為でキャラ変わっちゃってる!?)」
さやかがあたふたしている間にまどかの左手がさやかの顎に添えられていた。
一方まどかの右手はさやかの腰に回される。
さやか「へ…!?(こ、これって…)」
まどかの手はまるでキスを迫るみたいで…
さやか「―――ぁ…ぁ…ぁ…///」
764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 03:53:50.36 ID:jw4eQh6u0 [4/5]
杏子「よっ! お疲れサン!」
(ドンッ) (ブチュッ)
まどさや「「むぐっ!?」」
杏子「あ、わりぃわりぃ♪」
まどさや「「…///」」カァァァ
杏子の襲撃で間接キスのつもりが直接になってしまった。
さやか「ぅぅぅ杏子ぉ…まどかが服着替えさせてくれないよー…」
杏子「そういやマミも出店の服だったしな。いいんじゃねぇの?」
まどか「杏子ちゃんだってうちの制服似合ってるよ♪」
杏子「そ、そうか?//」テレテレ
杏子「そういや劇終わったのにほむらの奴見掛けねーな」
さやか「あー…たぶんまだ楽屋で拗ねてんじゃないかな…」遠い目
杏子「じゃぁアタシはそっち見に行ってくるよ」
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ほむら「どうしてなの!? まどか王子と婚約までしたのに!!」
ほむら「そもそもこのお話は本来、王子様と一緒になるのは浜辺で出会った娘なのに…」
ほむら「友達も恋人も奪うなんて酷いわ!こんなのあんまりだわ!! …ぅぅぅぅまどかぁ…さやかぁ…」メソメソ
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模擬店、手作りお菓子の喫茶店
マミ「いらっしゃいま…―――」
ウェイトレスマミさん登場
まどさや「「マミさんこんにちわー♪」」
マミ「ど…どどどどうして貴女達が…」
まどか「杏子ちゃんに教えてもらいました!」
マミ「佐倉さんには場所教えないでって言ったのに…orz」
さやか「まぁまぁ、あたし達だってこんなカッコですし…」
まどか「さやかちゃん、お口にクリーム付いてるよ」(ペロッ)
さやか「ぁぇっ!?///」
マミ「(鹿目さんが美樹さんをリードしてる…! 動画保存…っと)」
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他校の女生徒「あの、写真お願いしていいですか…?」
さやか「へ?」
まどか「えーっと…どっちかな?」
女生徒「できればお2人共お願いしたいんですけど」
女生徒の右側にまどか王子、左側にさやか姫で記念撮影をする事になった。
まどか「さやかちゃん、写真の前に髪ちょっと直すね…はい、これで良し」
女生徒「(可愛い王子様と綺麗なお姫様…いいなぁ///)」
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765 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/25(金) 03:55:15.39 ID:jw4eQh6u0 [5/5]
最後に回ったのはプールに設置されたお菓子&おもちゃ釣り。
水に浮いた景品を釣り上げる簡単なゲームだ。
まどか「やっと取れたー!」
さやか「まどかさっきから何狙ってたの?」
まどか「えっとね、これ…」(パカッ)
丸いカプセルを空けるとそこにはおもちゃの指輪が入っていた。
まどか「さやかちゃん…今日はわがまま言ってごめんね」
さやか「そんなのいいよ、気にしてないから」
まどか「わたし、きっと…こんな機会がないと勇気出せそうにないから…だから言わせて欲しいの」
まどか「いつか…わたしの本当のお姫様になってください」
さやか「え…?」
まどか「もしおっけーだったら…左手、出して欲しいな…」
―まどか…あたし、世界一幸せな人魚姫になっちゃいそうだよ―
さやかが左手を出すと、先程まどかが手に入れたおもちゃの指輪が薬指に収められた。
まどか「いつか大きくなったら…今度はちゃんとした指輪あげられる様に頑張るね」
さやか「できれば交換がいいなぁ…なんて…駄目?」
まどか「えへへっ!いいよ♪ さやかちゃんはわたしのお嫁さんになるのだー!」
さやか「(もう…今日のまどかには全然敵わないなぁ…//)」
尚、二人のデート風景はしっかり仁美お姉さまに記録されていましたとさ。
おしまい。
あとがき
キャラ崩壊もいいトコですね。無駄にレス消費してしまって申し訳ない;
ほむほむは犠牲になったのだ…
それではお休みなさい。まどまどさやさや。
最終更新:2011年12月04日 15:50