943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/17(土) 07:44:14.42 ID:W6e5DEYe0 [1/3]
>>934
乙でGJ。この何とも言えない切なさがまたまどさやですね。
それでは私もSS投下。今日は久しぶりに早起きした。
さやか「ん……ん~っ」
この日、さやかはいつもより更に早く目が覚めてしまった。
隣で眠るピンク髪の可愛いヤツは未だに夢の中である。
さやかの右腕に両腕を回し、がっちりとホールドして離さない。
ふと、さやかはまだ瞼が半分下がってる状態で窓の外に目をやると
さやか「……暗い」
まだ日は昇っていないようで、外の景色は未だに黒一色だった。
このまま眠ってしまおうか、そんなことも考えたさやかだったが、その考えとは裏腹に意識はだんだんとクリアになっていく。
それなら少し早いが朝ごはんでも作ろうか。
そう考えた時、
まどか「んぅ……」
まどかの口から寝息が漏れた。
起きるのかな、そう思ったさやかだったが、
まどか「………すぅ」
まだまだまどかは夢の中を堪能中のようだ。
さやか「ふふっ」
そんなまどかの様子が少し可笑しくて、思わず微笑むさやか。
そして右に体を向けて左手を動かし、まどかの頭を優しく撫でる。
すると、
まどか「んんっ……」
さやか(ありゃ…しまった)
まどかは自分の頭を優しく撫でる感覚と、その暖かさを感じ取りゆっくりと瞼を開け始める。
さやかとしては起こさないように優しく撫でたつもりだったが、まどかの意識は少しづつはっきりしていく。
944 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/17(土) 07:44:50.22 ID:W6e5DEYe0 [2/3]
まどか「んん~……あ、さやかちゃん……」
さやか「ごめん、起こしちゃったね」
まどか「ん~ん、いいよぉ……」
まどかは右腕を動かし、その手の甲で瞼をこすり、うっすらと目を開けた。
まどか「おはよぉ、さやかちゃん……んっ」
ちゅ
目が覚めたまどかは早速、さやかと朝の挨拶を交わす。
さやか「ん。おはようまどか。あたしも」
ちゅっ
まどか「んぅ……」
さやか「ふぅ……あ」
まどか「ん?どうしたの?」
さやか「まどか、夜明けだよ。後ろ向いてみな」
まどか「え……?」
まどかは少し体をひねって後ろを向くと、わずかではあったが外の景色に明るさがあった。
まどか「ほんとだ……ちょっとだけど光が差し込んでるね」
さやか「うん。あたしが起きたときはまだ外真っ暗だったんだよ」
まどか「そうなんだ。それにしても久しぶりだなぁ。さやかちゃんと夜明けを迎えるの」
さやか「ああ、そう言われるとそうね」
まどか「んふっ♪何だか得した気分だね」
さやか「まぁ、早起きは三文の得って言うしね」
まどか「だね。よしっ、じゃあ起きよう、さやかちゃん。何かいい事見つけなきゃっ」
さやか「よっしゃ。そうしますかっ」
二人は勢い良く布団を捲り、ベッドから出た。
太陽が少しずつ、少しずつ昇っていく。
光の明るさが少しずつ、少しずつ増していく。
そしてもうすぐこの世界に光が溢れ、今日もまた一日が始まる。
朝日が凄い眩しいです。おはよう、まどさやまどスレ
最終更新:2011年12月18日 06:09