17-702

702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:26:10.71 ID:jXwoCKUc0 [1/10]
イヴの日に間に合わず大遅刻ですが折角なので投下します。
設定としては15スレ目の892の続きとなっております。ぶっちゃけ胸枕の続きです。

天国、鹿目邸リビングにて

さやかはリクエストの内容を考え始めてから10分後、度重なるまどかの妨害を乗り越え、ようやくリクエストを決定した。
その為二人は胸枕を終了し、ソファーに腰掛けていた。
だが二人の表情にはちょっとした隔たりがあった。
片やまどかに自前の『枕』をいい様に弄くり倒されたさやかは、羞恥と疲労で顔を赤面させ、
片やさやかの『枕』を思うままに弄び、堪能したまどかはまさに喜色満面だった。

さやか「うぅ……まどかぁ。あんたやりすぎよ。はぁ……」
まどか「イヒッ、ごめんね、さやかちゃん。考え事の邪魔しちゃって」

まどかはウインクと共に謝罪の言葉をかける。
だが、さやかはそんなまどかをジト目で睨む。

さやか「ったくぅ。やりたい放題やってくれちゃってさ……あんたね、そんなご機嫌な顔して謝られたって説得力ないわよ」
まどか「だってさやかちゃんのおっぱい気持ち良かったんだもん。こんな立派なおっぱいしてるさやかちゃんが悪いんだよ?」
さやか「え?それあたしのせいなの?」
まどか「うん♪」

まどかの余りにも理不尽な責任転嫁に思わず問いかけるさやか。
だがまどかはいい笑顔でその問いを肯定した。

まどか「こんなにふかふかでむにむにでぽよんぽよんなさやかちゃんのおっぱいが悪いんだからね?ちょっとは反省しなさいっ」
さやか「そ、そっか……ごめんね、まどか」
まどか「ん、わかればよろしい」

えへんっ、と胸を張るまどか。そんなまどかにさやかは

さやか「って、んなわけないでしょっ!」
まどか「はぅっ!」

思い切りデコピンでツッコミを入れた。

さやか「責任転嫁すんなっ!あたしの胸に罪なんてないっての!」
まどか「うぅ……ごめんなさいぃ……」

デコピンを入れられたおでこをさすりながら謝罪するまどか。さすがに今度の謝罪はガチだった。

さやか「ん、わかればよろしい。まどかの罪はこのさやかちゃんが許そう。あたしの山よりも大きく、海よりもふか~い心に感謝するようにっ」

おでこをさするまどかに、さやかはちょっと前のまどかのようにえへんっ、とまどかのより大きい胸を張って答えた。

まどか「むぅ……えいっ」
さやか「きゃっ」

すると、おでこをさすっていたまどかが、いきなりがばっとさやかに抱きついた。



703 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:26:49.10 ID:jXwoCKUc0 [2/10]
さやか「ちょっ、何を」
まどか「謝りはするけど、感謝なんてしませんよ~だ。えいっ」

ちゅっ

まどかは感謝なんてしないと言いつつ、さやかの頬にキスを敢行する。そしてその行動は一度では止まらず、何度もさやかの頬にキスの雨を降らせた。

ちゅっ、ちゅ、ちゅむ、ちゅぅ

まどか「んっ、んっ、んぅ、ん。さやかちゃんっ」
さやか「ん、なぁに?」
まどか「さやかちゃんっ。ん~~♪」

ぴとっ、すりすりすり

まどかからのキスの雨が止んだと思ったら、次は頬をぴたりとくっつけ、そのまままどかは頬擦りを開始した。

まどか「さやかちゃん、さやかちゃん。すべすべ~♪」
さやか「ふふっ、まどか。あんまりはしゃぎ過ぎると後で疲れちゃうよ」
まどか「はしゃがずにはいられないよっ。さやかちゃんだってわかってるでしょっ?」

まどかは頬擦りを止め、さやかと正面から向かい合う。

さやか「うん。だいじょーぶ。ちゃんとわかってるから」

そう言って頭を撫でるさやか。
そう、何故まどかのテンションがこれほどまでに上がっているのか、さやかはちゃんと分かっていた。

さやか(そりゃあ、今日まで3週間通しで『お迎え』とそのアフターケアに全力で頑張ってきて、ようやく明日から2日間休みなんだもんね)

さやか「今日のイブには被っちゃったけど……でもまだまだ時間もあるし!明日明後日は目一杯遊べるもんねっ」
まどか「うん。だから今日の残ってる時間は、い~っぱいさやかちゃんといちゃいちゃしちゃうんだからっ!ウェヒヒヒ!」
さやか「よし、じゃあまどかっ」
まどか「うんっ」
さやか「あたしのスリスリアタックを喰らえ~~!」
まどか「んにぃ~~~♪」

今度はさやかが先ほどの仕返しと言わんばかりに、まどかに頬擦りを始めた。
それを受けたまどかの表情は、もう緩む一方である。

さやか「おりゃ~~、どうだぁ~~」

すりすりすりすりすりっ

まどか「んん~~~。すべすべ~~」
さやか「ふっふーん。まだまだ続くわよぉ」
まどか「もっとやって~~♪」

さやかのまどかへの頬擦り攻撃が止まったのは、ここから約5分後の事であった。


704 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:30:34.23 ID:jXwoCKUc0 [3/10]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


さやか「さて、そんじゃ改めてあたしのリクエスト言っていいかな?まどか」

頬擦りを終え、さやかはまどかと正面から向かい合った。

まどか「もちろんだよっ。何でも言ってねっ!」

さやかにたっぷりと頬擦りをしてもらったまどかは、もうご満悦といったところだ。

さやか「ほんとにぃ?ほんとに何でも言っちゃっていいのかなぁ?」
まどか「う……え、え~と、悪い事だったり、みんなに迷惑掛けるようなことじゃなかったらね」
さやか「ふふ。大丈夫、分かってるよ。そういうのじゃないから安心して、ね?」
まどか「うん。わかったよ」
さやか「よし、じゃあリクエストを言うね。あたしのリクエストはずばり!」
まどか「う、うんっ」


さやか「膝枕よっ!」


まどか「……へ?」

一体どんなのが来るんだろうと内心どきどきなまどかであったが、余りにも普通なリクエストに思わず拍子抜けしてしまった。

まどか「さ、さやかちゃん?」
さやか「ん、なに?もしかして膝枕やだった?」
まどか「う、うぅん。違うの。何て言うか……その……」
さやか「もしかしてもっと凄いのリクエストされると思った?」
まどか「うん。さやかちゃんは本当にそれでいいの?わたしに気遣ったりとかしてない?」

まどかは、本当はさやかは別にリクエストがあるのに自分に気を遣ってしまったのではないかと勘繰った。

さやか「んにゃ、ぜ~んぜん。これっぽっちも気遣ってなんかないよ」

だが、さやかはあっけらかんとまどかの言葉を否定する。これっぽっちのセリフの所ではポーズまで披露して。

まどか「えっ……でも」
さやか「そもそもまどか、あたしリクエストの内容まだ全部話してないよ」
まどか「あれ?でもさやかちゃん、膝枕って言ったよね?」
さやか「うん、言ったよ。確かにやってもらう事は膝枕。ただし、が付くけどね」
まどか「そうなんだ……ごめんね。早とちりしちゃってたよ」
さやか「うぅん。まどかが悪い訳じゃないよ。あたしがもったいぶってただけなんだからさ。んじゃ、改めてリクエストの内容言うね」
まどか「うんっ」

まどかは自身の早合点を詫びるが、さやかはそれをやんわりと否定した。
そしてついにさやかがリクエストの完全な内容を口にした。

さやか「あたしのまどかへのリクエストは膝枕。そのときのまどかの格好は白ドレス姿で」

まどか「白ドレス……ってもしかして……!」
さやか「そう。あんたが地上の魔法少女をお迎えに行くときのあの姿よ」

705 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/25(日) 06:55:51.00 ID:jXwoCKUc0 [4/10]
さやかのリクエストの内容は膝枕であることに変わりは無いが、その時の格好に女神様モード時に着用する白いドレスを指定してきた。

まどか「あの姿でさやかちゃんに膝枕かぁ……ウェヒヒ、なんかちょっと照れちゃうな」
さやか「なーに今更照れてんのよ。あんたいっつも朝あたしの前で変身したり、それに帰ってくるときだってあの姿じゃない」

少し頬を赤く染めて恥ずかしがるまどかに、さやかはおでこを突付いたり赤みが差した頬をぷにぷにと摘みながら言う。


まどか「だ、だってあの姿になるときは地上の魔法少女の子達を迎えに行く時位しかないもん。日常生活でなったことなんて無いから……」
さやか「うん、わかってる。だから今回リクエストしたのよ」
まどか「そうなの?」
さやか「そうよ。ほら、あんたのあの時の姿ってとっても綺麗じゃない。あんた自身もちょー美人になっちゃうし」
まどか「そ、そんなこと……うぅ……」

さやかに服装と自身の美貌を褒められ、まどかはさらに顔を赤くする。

さやか「ほらほら、照れんな照れんな。で、その時のまどかと日常で何かしたことって、よくよく考えたら無いんだよね。朝と帰ってきた時のやり取り以外で」
まどか「うん……そうだね」
さやか「でしょ。せっかく明日明後日が休みなんだし、それに今日だってまだ残ってるんだよ。だからいい機会かなー?ってさやかちゃんは思ったわけですよ。どうかな?」
まどか「もちろんいいよっ。さやかちゃん、わたしのリクエストもわがままも聞いてくれたんだもん。断る理由なんてどこにも無いよっ」

まどかはとびっきりのいい笑顔で、さやかのリクエストを承諾した。

さやか「さぁっすが嫁、気前がいいねぇ!よっ、女神様っ!」
まどか「ふふ、女神様はもう明後日の終わりまで閉店だよ。この休み中はず~っとさやかちゃんのお嫁さんでいるんだから」
さやか「おっ、嬉しい事言ってくれんじゃん。まぁあたしの嫁ってのは休み終わってもこれからず~っとなんだけどね」
まどか「ティヒッ、それもそうだね。じゃ、わたし着替えちゃうね」
さやか「うん、よろしく」

まどかはさやかの終生嫁宣言を肯定すると共にソファーから立ち上がる。
そして三歩歩いたところでさやかに振り返り、ゆっくりと目を閉じた。

その瞬間、まどかの体から淡く白い光が魔力と共に溢れ出した。
光の中でまどかの衣服が粒子となって、肉体の成長と同時に、粒子が再びまどかの体に集い始めた。
やがてその光が収まり始めると、徐々にまどかの輪郭が鮮明になってきた。

桃色の長く美しいツインテール。その髪を結ぶための純白のツインリボン。
そしてリボンと同様に白で統一されたチョーカーに手袋、そしてドレス。
ドレスのスカートの部分は前が短く、サイドと後ろが大きく展開されている特殊な形。上半身は胸元が大きく開き、その胸元の上には5つの桃色のクリスタルがはめ込まれていた。

それらの衣装を身にまとい、光の消失と共に、美しく成長した鹿目まどかがその姿を現した。

以上です。続きはまた昼ごろに投下します。

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最終更新:2012年01月02日 20:40
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