624 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 03:01:36.80 ID:G9ywwnOP0 [1/3]
天国、鹿目邸リビングにて
まどか「はふぅ……やわらか~い」
夕食後の片付けを終えたまどかとさやかは、いつものようにソファーでくつろぎの一時をすごしていた。
ちなみに、今現在まどかはさやかの膝枕を堪能中である。
さやか「ふふ、今日もお疲れ様。まどか」
まどか「うんっ。今日も頑張ったよ~。んん~~♪」
まどかはさやかのふとももの感触をもっと味わうべく、すりすりと頬を寄せた。
さやか「きゃっ。こらぁ、くすぐったいでしょ」
驚いたさやかはまどかの頭を軽くぺちっと叩いた。
だがまどかは意に介さず、そのまま頬を擦り寄せ続けた。
まどか「ウェヒヒヒッ、気持ちいい~♪」
さやか「ったくぅ、嬉しそうにしちゃって……」
まどか「うんっ」
まどかは満面の笑みのまま、さやかのふとももを頬ずりし続けた。
まどかがその動きを止めたのはそれから約1分後のことであった。
さやか「ねぇ、まどか」
まどか「ん?」
さやか「なんだかもう、すっかりいつも通りの日常に戻っちゃったわね」
まどか「……うん、そうだね」
クリスマスから大晦日、元旦を経て三が日を過ぎたばかりだと言うのに、二人にはもう正月気分は残ってはいなかった。
さやか「まぁ、三が日にもあんたはお迎えに行ってたし。なんだかんだでパタパタしてたもんね」
まどか「うん。ごめんね、ゆっくりさせてあげられなくて」
さやか「うぅん、いいって。むしろ休みが長引いてダラダラするより気が引き締まっていいわよ」
まどか「……そう?」
さやか「そうよ。あんたとはこれからも長~い付き合いになるんだからさ、ちょっと忙しいくらい何てことないっての」
まどか「……うんっ」
625 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 03:01:57.13 ID:G9ywwnOP0 [2/3]
まどかは膝枕をしてるさやかの顔を見上げながら頷いた。
さやか「それにさ、いくら忙しいって言ってもこうやって……」
まどか「あ……」
さやかはまどかの髪を梳き、優しく撫で始めた。
さやか「膝枕するくらいの時間は作れるでしょ?」
まどか「……うん」
さやか「だったら、あたしはそれで十分だよ。デートとかそういうのはさ、また休みが出来た時にでも考えよっ」
まどか「うん。……ありがとう、さやかちゃん」
さやか「いいっていいって。さ、膝枕こうたーい。次はあんたがやってよ」
さやかは、しんみりとしかけた空気を吹き飛ばすかのように、半ば強引に膝枕の交代を宣言した。
まどか「うんっ、いいよっ」
まどかは嬉々としながら上半身を起こし、ソファーに座りなおした。
今度はさやかがソファーに足を乗せ、横になる準備を整えた。
まどか「さ、さやかちゃん。どうぞ」
さやか「はいよー。それじゃ、よっ……と」
さやかは後頭部を太ももに乗せたとほぼ同時に目を細めた。
さやか「まどかぁ……」
まどか「ふふっ、どうしたの?」
さやか「気持ちいい……」
まどか「そっか。良かった」
まどかは目を細めて微笑むさやかの髪を、優しく梳きながら微笑んだ。
こうして二人のくつろぎの時間は、どこまでも優しく、緩やかに流れていった。
それではこれにて。おやすみなさい、まどさやまどスレ。
最終更新:2012年01月20日 22:38