150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/01/14(土) 10:20:28.11 ID:tSwDefii0 [1/2]
久々に朝SS投下します。
天国、鹿目邸寝室にて
さやか「ん、んぅ……ん?」
まだ夜が明けないうちに、あたしは眠りから覚めた。
さやか「……?」
あたしは今の状態に違和感を覚えた。確か昨夜はまどかと片手を繋いで寝たはずなのに
まどか「んぅ……さやかちゃぁん……んに……(ぎゅう」
今は何故かしっかりと抱きしめあっていた。
さやか「……ありゃ、またか」
そう、『また』なのである。
昨日も、そして一昨日も、目が覚めるとあたしの腕の中にすっぽりとまどかが納まっていた。
それと同時に、まどかの両腕もしっかりとあたしの背中に回されていた。
まどか「んん……(ぎゅぎゅ」
まどかが小さい寝息と共に、さらにあたしをぎゅっと抱きしめた。
さやか「まどかったら……」
しばらくは離してくれなさそうな様子に、思わずあたしは苦笑いをこぼす。
昨日一昨日はまどかがお勤めのため、腕の中の可愛いまどかをじっくりと眺めることが出来ずに泣く泣く起こしていたけれど、今日は休みだ。無理に起こす必要ない。
さやか「もうちょっと寝てていいからね、まどか……」
まどか「んぅ…?……ぅん……すぅ……」
あたしはまどかに語りかけながらきゅっと抱きしめると、まどかはそれに応じるかのように小さく頷き、再び寝息を立て始めた。
151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/01/14(土) 10:21:17.78 ID:tSwDefii0 [2/2]
まどか「んっ……んん」」
まどかはあたしの腕の中でもぞもぞと身じろぎ。どうやら起きたようだ。
まどか「ん~……あ、さやかちゃん。おはよう」
さやか「おはよ、まどか。よく眠れた?」
まどか「うん……あれ?」
まどかはようやく今の状態に気づいたのか、顔をキョロキョロさせている。
まどか「さやかちゃん、これ……」
さやか「これで三日連続ね。抱き合って目が覚めるの」
まどか「うん、そうだよね。でも、なんでだろう。確か昨夜は手、繋いでただけなのに……」
さやか「さぁねぇ。大方寒かったからとか、そんな所じゃない?」
まどか「あはっ、そうかもね」
あたしの何の気なしに出た言葉に笑顔で同意したまどか。そして
まどか「だったら、もっと温め合おうよ。んっ」
その言葉終わると同時に、密着させていた体をゆっくりと擦り始めた。
さやか「ふふ。まどかっ、くすぐったいってば(ムニュムニュ」
まどか「だって寒いんだよ。ちゃんと温めなきゃ、ね?(スリスリ」
さやか「そうだね。風邪引いちゃったら大変だもんね(プニプニ」
まどか「そうそう、健康が一番だよ。ティヒッ♪(サワサワ」
あたし達のこの『温め合い』は、これから大体30分後、互いのお腹の虫が鳴るまで続けられた。
朝がすっごい寒いです。おはようまどさやまどスレ
最終更新:2012年02月04日 07:19