123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/11(土) 23:52:32.02 ID:xtsz/WpF0 [6/6]
さやかちゃん以外の地球上の全ての人間を救済した魔女まどっちは…
ま「ごめんなさい…わたし…こんな事しか出来ないから…。
さやかちゃん以外みんな壊して…滅ぼして…謝って許してなんて言わないけど…。
でもね…さやかちゃんだけは…さやかちゃんだけは失いたくなかったの…。」
さ「………もういいよ…。ホントはまどかが誰よりも優しい子だってのはあたしは一番良く知ってるよ。
でもね…まだ出来る事があるんじゃないかな…?」
ま「さやかちゃん…?」
さ「あんたはまだインキュベーターに負けた訳じゃない。だって、まだあたしがいるからね。」
ま「え…それってどういう…」
さ「あのね、破壊の後ってのは創造が始まるものなのよ?
あたしはまどかの魔女の口付けで、永遠の命と永遠の時間が与えられたんだよね…?
だったら創造してやろうよ!あたしとまどかで! 二度とこんな…淋しい世界にならない為にね。」
黒い女神の衣装に包まれたまどかを強く抱き寄せるさやか。
さ「まどかはあたしにありったけの愛を頂戴。
あんたの愛をあたしが受け止めて、あたしが産み落とす。」
ま「でも…さやかちゃんに背負わせるなんて…! 産むのはわたしが…」
さ「何言ってんの。まどかがこんなに辛い思いをしたんだから、今度はあたしに背負わせてよ。
あたしは人間のままだから何十年かかるか理解んないし 、何百年もかかるかもしれない。
でも絶対負けないから!失った分はまどかとあたしで取り戻そ…?」
ま「さやかちゃん…! うん…じゃぁ…行くよ…―――!!」
それから永い時が経った。二人の愛が育んだ新たな子達。
二人はかつてのアダムとイヴの様に新たなる人類の祖となる。
ま「随分賑やかになったね。みんな仲良し…って時々喧嘩もしてるけど、みんねいい子だね。
さ「あったり前じゃん! あたしとまどかの子供達なんだから。
みんな人間の遺伝子と魔法の力を持った強い子だよ。」
ま「でもきっと遠い未来…いつかまたインキュベーターがやって来ると思う。
その時を考えると…ちょっと心が痛いなぁ…。」
さ「大丈夫、あたし達の子は負けないよ。誰一人として犠牲になんてしない。」
ま「そうだよね。奇跡も…」
さ「魔法も…」
まさ「「あるんだから!!」」
―魔法少女まどか☆さやか~天地創造編~―
おしまい。
どうしてこうなったwww
最終更新:2012年02月28日 00:55