315 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/14(火) 08:34:26.24 ID:xx4rM/zg0 [2/7]
あまり出来はよくないけどとりあえず
2月14日 バレンタインデー
今日は学校中が色めき立っている。
だが一つだけ違うクラスがあった
「はいまどかあ~ん」
「あ~ん♪」
さやかの手から小鳥のようにまどかがチョコをついばむ
「もう勘弁してくれ…」
昼休みにバカップルのイチャつきをいやというほど見せられ
女子はキマシタワーをしているが
クラス中の男子はうんざりしながら机に突っ伏していた。
クールにバレンタインに興味無いフリをしてたが
そろそろフリじゃなくなるくらいに精神的に参っていた
早乙女先生が見ていたらスタンドを出しそうだ。
「皆さん教室から出ればいいのでは…」
「それはそれでなんか負けた気がするからさ…」
「さやかちゃん私のチョコも」
まどかが用意したのは両面がチョコになっているポッキー
バレンタイン以外だと間違いなく手が汚れると不評だろう
「ん~♪」
片側を口に咥えてさやかを誘う
さやかは間髪いれずにもう片方に食らいつき
サクサク砕くと僅か0.2秒で唇に到達する。
「ん…んむぅっ……」
「ぁ……んっ…んん……!」
10秒ほど重ねた後に離し
今度はさやかが新しくチョコを出す
「あたしのチョコでもやってもらわないと」
ハート型の小さめのチョコの片側を咥える
先ほどと同じように今度はまどかが食いつく
再び甘い味とともに唇が触れ合うと
「んぅ!……んっ…んっ、ぅん……」
「…ん……、む……ちゅっ……じゅるっ……あぅ……」
さらにお互いの口内にチョコを流し込むように舌を絡ませる
ようやく満足したのかお互いが顔を離して惚けた顔で一息つく
(ようやく終わったか…)
(もう今日は甘い物見たくねぇ…)
これで地獄が終わったと喜ぶクラスメイト達
「じゃあ2本目食べよさやかちゃん♪」
(まだやるんかい!)
そんな希望を絶望に変えるまどかとさやかのファンサービス
この日この教室にいた男子でビターチョコ以外のチョコ食えた者はいない。
終わり
最終更新:2012年02月28日 00:58