579 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 23:26:49.18 ID:9h+H+U1+0 [8/8]
さて、ではこちらも3つのお題で…
さやまどへの3つの恋のお題
【続きはまた後で】
今日もあたしはまどかと一緒に魔女の作った結界を歩く。
やっぱりまだ怖いときもあるけど、命懸けで戦う日々にも何となく慣れてきた。
「ねぇ、まどか」
だからあたしは背中を向けながらまどかに話しかける。
なぁにって返事をしてくるまどかにいつも付き合ってくれるお礼を言おうとして、だけどそれは周囲の気配が変わった事によって遮られてしまった。
「さやかちゃん!」
「おっと、魔女のお出ましか。まどか、しっかり隠れてるんだよ!」
「う、うん」
まどかが離れていくのを感じながらあたしはサーベルをマントから次々に産み出していく。
ちゃんとした形でお礼を言えなかったのはちょっと残念だけど、うん、後で言えばいいや
さてさて今はお姫様を守る事に集中するとしますか!
【信じたい、でも、信じられない】
まどかと、喧嘩した。
ううん、あれは喧嘩なんかじゃない…あたしがまどかに八つ当たりしただけだ。
まどかがあたしの事を思ってあんな事を言ったんだってわかるのに、まどかがあたしの幸せを考えてくれてるのはわかってるはずなのに。
だけど、醜いあたしは信じたいくせに心のどこかでまどかを信じられない。
誰よりも信じてたのに…信じたいなんて思う必要すらなかったのに。
雨が降りしきるなかもうあの頃には戻れないんだって、心のどこかの冷たいあたしが言った気がした
【百年の恋って言うけれど】
恋が百年も続くわけがない…そんな風に斜に構えてた時期があたしにもあった。
初恋をダラダラ引きずってたあたしが言っても説得力がないかもしれないけど、若かったって事で勘弁して。
まぁ、とにかくそんな事を一時期思ってたあたしだけど、そんな考えはある人物によって否定される事になったんだよね。
その人はちょっとドジだけどとてもかわいくて毎日毎日新しい好きな部分を見つけさせてくれる。
ちょっぴりやきもちやきでたまに突拍子もないことをしちゃうけど、全身全霊であたしを好きでいてくれるかわいい神様。
「さやかちゃんただいまー!」
おっと噂をすればご本人の登場だ。
じゃあ、紹介するよ。
あたしが百年どころか宇宙が終わるまで付き合うって決めた子…あたしの大好きな…
「おかえり、まどか!」
最高に自慢できる嫁をさ!
最終更新:2012年03月25日 22:04