3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/30(金) 22:12:19.69 ID:aaxa0B5o0 [1/2]
ま「はあ~、まど界に来てから結構たつけど、さやかちゃんいまだにわたしのこと好きになってくれない……。
わたしの気持ちに気づいてもいないみたいだし、さやかちゃんずるいよ。
わたしばっかりさやかちゃんのこと好きで、わたしばっかりドキドキさせられて……。
……わたし、どうしてさやかちゃんを好きになっちゃったのかな……?」
「やっぱり出会いかなぁ。あのときのさやかちゃん本当にかっこよかった……また男の子の格好してくれないかな……。
……じゃなくて! わたしがさやかちゃんのどこを好きになったのかを考えて、それと同じことをすれば、
わたしもさやかちゃんに好きになってもらえるよね! それを考えないと」
「例えば、いっぱい構って遊んでくれたことかなぁ……さやかちゃんが友達になってくれて、わたし本当に救われたし。
でも、わたしもある意味さやかちゃんを救ったけど、好きになってもらえてない……」
「いじめっ子とかからいっつも守ってくれたことかなぁ……だって、わたしの王子様だもんね。
でもまど界だと、魔女の子たちももう人間を襲ったりしないし、何からさやかちゃんを守ればいいんだろう」
「じゃあプレゼントかな。わたしさやかちゃんにブローチとかペンダントとかたくさんもらって、とっても嬉しかったもん。
おもちゃみたいなものだったけど、私の大切な宝物……。うん、何かさやかちゃんの好きなものをプレゼントしようっと!」
「さやかちゃんの好きなものってなんだろう……うーん……色々あるけど、あえて一つに絞れば、犬だよね。
どうせならできるだけ長く一緒にいられるように、子犬をプレゼントしたいな。
うん! これできっとさやかちゃん大喜びしてくれるはずだよ!」
*
さ「まどか? この豆柴の子犬どうしたの?」
ま「あのね、実はさやかちゃんへのプレゼントなんだけど……」モジモジ
さ「えっ、プレゼント!? あたしに!? うわー、うちで飼っていいの!?」
ま「もちろん。この子がいれば、わたしがお勤めに行ってる間さやかちゃん一人でもさびしくないかなって。喜んでもらえた?」
さ「あったりまえじゃない! まどか、ありがとう! 大好きだよ!」ギュウッ
ま「ど、どういたしまして(ひゃあああ、さやかちゃんに抱きしめてもらっちゃった/// プレゼントして良かったぁ!)」
さ「可愛いなーうりうり。まどか、この子名前なに?」
ま「えっと、まだ決めてないけど……」
さ「じゃああたしが決めていい? なにがいっかな~。うん、やっぱりロッキーかな。よろしくね、ロッキー!」
ま「(さやかちゃん、本当に嬉しそう……わたしも笑顔になっちゃうよ)」
*
ま「ただいま~……なにこれ、家中が荒らされてる!? 泥棒が入ったの!?」
さ「あっ、まどかお帰り! ごめんね、散らかってて」
ま「ううん。でも、なにがあったの?」
さ「いやー、ロッキーがやんちゃ盛りでさ、もうそこら中でいたずらしまくられちゃって」
ま「そうなんだ……わわっ、お皿割れてるし、本棚倒れてるし、テレビのコードもかじられて……。あっ、わたしも着替えてから
片づけるの手伝うよ。ちょっと待ってて」
さ「あっ、まどか待って! そっちは……」
ま「……わたしのベッドの上におしっこされてる……。これ、ロッキーが?」
さ「ごめん、ほんとごめんね、まどか! 止めようと思ったんだけど気づいた時にはもう遅くて……」
ま「ううん、いいよ……(怒っちゃダメ、ここで心の広いところを見せておかないとね)」
エリー「あれ? 急に雨降ってきた。さっきまで晴れてたのに」
*
ま「さやかちゃん、今日のお夕飯何?」
さ「……あーっ! やっば、ロッキーにかかりきりですっかり忘れてた! 買い出しもしてないや……」
ま「じゃあ、外に食べに行く? こないだ見つけたおいしいレストランが……」
さ「うーん、行きたいけどロッキーから目離せないからさ、まどか一人で行ってきていいよ?」
ま「ううん。じゃあ、ありあわせでわたしが何か作るよ(ここで頼れるところを見せて、さやかちゃんの好感度アップだよ!)」
さ「え? 大丈夫かな……」
二時間後。
ま「フライパン焦げ焦げ……シチューは生煮え……炊飯器のスイッチ入れ忘れ……」ショボーン
さ「まーまー、まどか。クッキーがあったから今晩はこれでしのげるよ。ね?」
ま「うん……(さやかちゃんにいいところを見せるチャンスだったのに……)」
4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/30(金) 22:13:04.81 ID:aaxa0B5o0 [2/2]
エリー「痛っ!? なにこれ……雹!? なんでいきなり雹が降ってくるの!?」
*
ま「(クッキーだけ食べてるのも味気ないな……あっ、さやかちゃんがホットミルク持ってきてくれた!)」
ま「ありがと、さやかちゃん」
さ「え? あっ、ごめん! これ犬用のミルクで、ロッキーのなんだ」
ま「あっ……そうなんだ……」
さ「気が付かなくてごめんね。まどかのも一緒に用意すればよかったね」
ま「ううん、自分でやるから、気にしなくていいよ……(わたしよりロッキーが優先かぁ……
うん、さやかちゃんの心を射止めるためにはこれくらいは仕方ないんだから、がまんがまん)」
エリー「うわっ、すごい音! 雷が落ちたの!? なんなのよ今日は!」
*
さ「はい、あーん。よーしよし。ほんっと可愛いなーお前は」ナデナデ
ま「(さやかちゃん、ロッキーにはちゃんと『はい、あーん』してあげるんだ……わたし相手には二回に一回は自分で食べちゃうのに……)」
ガチャン
さ「ああ、ミルクこぼしちゃった? ちょっと待ってね今拭いてあげるから」
ま「(こぼしたのも拭いてもらって……わたしなんか三回に一回は『自分で拭きなよ』って言われるのに……)」
エリー「目の前でいきなり地割れが……。もうどうにでもしろって感じ……」
*
ま「さやかちゃん、まだ寝ないの?」
さ「ロッキーがまだ遊びたがってるからさ、まどか先に寝てていいよ。あたしたちお風呂も入らなきゃだし」
ま「そう……(いいなあ……ロッキー、さやかちゃんにお風呂入れてもらえるんだ……)」
さ「あとそうだ、しばらくあたし居間のソファで寝るね?」
ま「ええ? なんで?」
さ「ロッキーと一緒に寝てやりたいんだけど、この子夜中に粗相するかもしれないからさ。まどかを起こしちゃうのも心苦しいし」
ま「そう……わかったよ……(さやかちゃんと一緒に寝て抱き枕になるのはわたしの特権なのにぃ……)」
エリー「ちょっとワルプルギス! 台風起こすのやめ……えっ、違う? じゃあなんなのよこれーっ!?」
*
ま「(さやかちゃんはロッキーとお風呂……いつもなら私が一緒に入って洗ってもらってるのに……ん?)」
さ「ほらー、暴れないの! シャワーで流せないでしょー? はい、綺麗になった。じゃあ、湯船はいろ?
あはは、犬かきうまいねー。よしよし可愛いやつめー。こっちおいでー。
きゃあっ!? ちょっと、やめなさいったら! あたしの胸なんか吸ってもおっぱい出ないよー!」
ま「(な、な、な……むっきーっ! わ、わたしなんか直に触ったことすらないのにいいいい!)」プルプル
さ「やー、ロッキーが暴れるからゆっくり入れなかったよ。ん? どしたのまどか」
ま「わたし、家出するからね! 探さないでね!」ダダダッ
さ「まどか!? こんな時間にどこ行くのー!?」
エリー「言うに事欠いて隕石落ちてきたーっ!?」
*
ま「エリーちゃんっ! さやかちゃんったらひどくない!? わたしをほったらかして、ロッキーとばかりいちゃいちゃいして!」
エ「あんたのせいかーっ! 犬にやきもちやいてる暇があったらまど界直してくださいよ! 地割れと台風と隕石のクレーターで
そこらじゅうしっちゃかめっちゃかになってるっていうのに!」
ま「やだーっ! さやかちゃんがわたしを構ってくれない限り直さない!」
エ「普段過保護なくらいさんざん構われてるでしょーが! てか、構ってほしいなら本人にそう言えばいいでしょう!?」
ま「だって、それは恥ずかしいし……」モジモジ
エ「どの口で言うんですかそれを! いいから早くやってください!」
てんやわんやのまど界から、>>1乙。
最終更新:2012年04月02日 08:05