「混沌編第三弾 混沌封印(カオティック・スパイラル)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

混沌編第三弾 混沌封印(カオティック・スパイラル) - (2010/11/14 (日) 02:20:56) の編集履歴(バックアップ)



武烈の聖霊王アナイアレイトの剣術が猛威を振るっていた頃、神祈一門では怪しい動きを見せていた。
てっきり辺境山脈に籠り、炎を前に夜な夜な儀式を行う。
だが、秘密に気付いた者は居なかった。

一方、因果一門内は分裂しようとしていた。
財閥から寝返った新参の騎士と、幾度の困難を越えて結束した古参の騎士の間では、何が相容れない物があった。

それは昨日の敵が今日の友になる違和感からかもしれないし、不信感などから来るものかもしれない。

そして、ある日。新参者と古参者は争い始めた。
そして、その勢いはかの因果の封魔ユーグリットでさえ止められなかった。

それを好機と、蒼狼ら連合軍は更に攻め続けた……。


その頃、サファイア・アルヴィズによる第五十六次遠征隊がアカシック⑩の最深部にて、《黙示録》を発見していた。

「黎明の神羅。全ての創始し、全てを闇に葬らん。いつの世か、黎明の神羅が蘇った時こそ、この世界の終末なり。―《黙示録》序文より抜粋」

《黙示録》は過去存在していた別の黙示録と区別する為に、「第二黙示録」あるいは「アカシックの黙示録」と呼ばれていたが、その存在と内容を発表することは無かった。
そこには、世界に対する警告が―神祈の正体が書かれていたというのに……。

黙示録が発見された時、アカシック⑱から謎の高速潜水物体が目撃されている。
また、天空都市や魔の三角海域、火文明領火山地帯でも同様の報告がされた。
彼らは、黙示録の保護者である「四守護者」